◆ 東のチームが貯金独占
プロ野球の開幕まであと2週間とちょっと。各地で行われているオープン戦では、若手や新戦力を試しながら徐々に主力級の選手たちも登場しており、シーズンを見据えた“本気度”も増してきた。
そんな中、3月13日終了時点の順位を見ていると気になることがあった。以下がその順位表。
【オープン戦順位表】※3月13日終了時点
1位 .833 ロッテ(5-1-1)
2位 .750 楽天(6-2-0)
3位 .714 DeNA(5-2-2)
4位 .667 巨人(6-3-0)
5位 .500 西武(4-4-0)
5位 .500 日本ハム(3-3-2)
5位 .500 ヤクルト(3-3-3)
8位 .375 中日(3-5-1)
9位 .333 ソフトバンク(2-4-1)
9位 .333 オリックス(2-4-1)
11位 .250 広島(1-3-2)
12位 .125 阪神(1-7-1)
パッと見てお分かりいただけただろうか…。
実は1位のロッテから同率5位で並ぶ西武、日本ハム、ヤクルトまでは全て二軍がイースタン・リーグ所属の球団で、8位以下は全てウエスタン・リーグに所属している球団。勝率5割のラインを境に、見事に東・西で分かれる結果となっているのだ。
試合数も少ないため、この順位は日々めまぐるしく変わるものではあるが、ここまでくっきりと結果が分かれるのは珍しい。
◆ 個人成績でも…
ちなみに、個人成績を見てもその傾向は強く出ている。ここでは出場数の多い野手に限り、成績上位者を以下にまとめた。
【オープン戦・個人成績】
<打率>
1位 .464 島内宏明(楽) 東
2位 .462 内田靖人(楽) 東
3位 .429 中村奨吾(ロ) 東
4位 .409 メヒア (広) 西
5位 .364 荻野貴司(ロ) 東
<本塁打>
1位 3本 バレンティン(ヤ) 東
1位 3本 メヒア (広) 西
1位 3本 宗 佑磨(オ) 西
<打点>
1位 9点 内田靖人(楽) 東
2位 7点 佐野恵太(De) 東
2位 7点 アマダー(楽) 東
2位 7点 中村奨吾(ロ) 東
2位 7点 メヒア (広) 西
2位 7点 岡本和真(巨) 東
2位 7点 井上晴哉(ロ) 東
2位 7点 レアード(日) 東
「勝っている=調子の良い選手が多い」と考えれば当然のことかもしれないが、それにしても東が圧倒している。
開幕まで、残り約2週間。このままの勢いで東側のチーム、選手たちが好スタートを切るのか。はたまた西側のチーム、選手たちがしっかりと開幕に合わせて逆襲を見せるのか。ここからの戦いが楽しみだ。