● ロッテ 4-5 オリックス ○
<3月14日 ZOZOマリンスタジアム/4601人>
ロッテとオリックスによるオープン戦が14日、ZOZOマリンで行われた。オリックスの宗佑磨が1番センターで猛アピールを続けるなか、新外国人左腕のアルバースと、オリックスの“神童”こと山本由伸による、開幕ローテーション最後の1枠を巡る争いも繰り広げられた。
この試合に先発したアルバースは、ロッテ打線に毎回ヒットを許すも要所を締め、5回を70球、6安打、6三振、無四球、無失点でピシャリと抑えた。アルバースは「カーブの質をもっと上げたい」と課題を挙げつつ、「ヒットを打たれたのは、カウントを悪くした場面。四球よりは打たれた方がいいと思っている」と前向きなコメントを残した。
開幕ローテ入りを果たせば本拠地開幕シリーズの2戦目、または3戦目(開幕ローテの5、6戦目)の登板が予想されるが、その相手はきょう対戦したロッテになる。アルバースは「ロッテもシーズンに入ったらもっとレベルを上げてくるはず。でもきょう打ち取れたのは自信になった」と警戒心を抱きながらも手応えを感じた様子だ。
アルバースと共に開幕ローテーションの候補に挙げられている山本は、6回から2番手として登板。鈴木大地、ドミンゲス、菅野剛士に3連打を浴びて1点を失うと、荻野貴司にも2点適時打を許し、この回に3失点。続く7回は自身のワイルドピッチでピンチを広げ、ルーキーの安田に犠牲フライを打たれた。
8回は3人で抑えたものの、3イニングを75球、6安打、4三振、2四球、4失点という内容。試合後、山本は「ポール球が多くなってしまったけど、ストレートは何球か良い球もあった。ただ、全部が甘い球かボール球。自分の中でダメだった。打者との対戦は久々で、試合勘もなかった。対戦する中で感覚を覚えていきたい」と14日ぶりの実戦を振り返りつつ、「この失点を無駄にしないように」と前を向いた。
福良監督は「アルバースは2巡目から真っ直ぐが落ちるのが課題。由伸は本調子ではない。操れる球が欲しい。次の試合かファームで試す。スピードガンは出ているけど、バッターがスピードを感じているのかわからない」と両投手の内容を分析した上で、「由伸は開幕ローテの5、6番目に合わせてファームで調整することになると思う」と話し、アルバースと山本に開幕直前まで競わせる方針を示した。
取材・文=どら増田
<3月14日 ZOZOマリンスタジアム/4601人>
アルバースが5回無四球無失点
この試合に先発したアルバースは、ロッテ打線に毎回ヒットを許すも要所を締め、5回を70球、6安打、6三振、無四球、無失点でピシャリと抑えた。アルバースは「カーブの質をもっと上げたい」と課題を挙げつつ、「ヒットを打たれたのは、カウントを悪くした場面。四球よりは打たれた方がいいと思っている」と前向きなコメントを残した。
開幕ローテ入りを果たせば本拠地開幕シリーズの2戦目、または3戦目(開幕ローテの5、6戦目)の登板が予想されるが、その相手はきょう対戦したロッテになる。アルバースは「ロッテもシーズンに入ったらもっとレベルを上げてくるはず。でもきょう打ち取れたのは自信になった」と警戒心を抱きながらも手応えを感じた様子だ。
最後の1枠を巡る争いは続く
アルバースと共に開幕ローテーションの候補に挙げられている山本は、6回から2番手として登板。鈴木大地、ドミンゲス、菅野剛士に3連打を浴びて1点を失うと、荻野貴司にも2点適時打を許し、この回に3失点。続く7回は自身のワイルドピッチでピンチを広げ、ルーキーの安田に犠牲フライを打たれた。
8回は3人で抑えたものの、3イニングを75球、6安打、4三振、2四球、4失点という内容。試合後、山本は「ポール球が多くなってしまったけど、ストレートは何球か良い球もあった。ただ、全部が甘い球かボール球。自分の中でダメだった。打者との対戦は久々で、試合勘もなかった。対戦する中で感覚を覚えていきたい」と14日ぶりの実戦を振り返りつつ、「この失点を無駄にしないように」と前を向いた。
福良監督は「アルバースは2巡目から真っ直ぐが落ちるのが課題。由伸は本調子ではない。操れる球が欲しい。次の試合かファームで試す。スピードガンは出ているけど、バッターがスピードを感じているのかわからない」と両投手の内容を分析した上で、「由伸は開幕ローテの5、6番目に合わせてファームで調整することになると思う」と話し、アルバースと山本に開幕直前まで競わせる方針を示した。
取材・文=どら増田