◆ 6回96球、7安打許すも大崩れせず
中日が阪神とのオープン戦(ナゴヤドーム)に12-2で快勝。開幕投手を目指す小笠原慎之介投手は、2被弾含む7安打を許しながらも、6回2失点の粘投。打っては5番に入った福田永将内野手が、オープン戦3号となる3ランを含む、計6打点をマークした。
小笠原は初回、二死から3番糸井、4番ロサリオに連続ソロを浴び2失点。2回以降も3本の二塁打を浴びるなど痛打される場面が目立ったが、バックの好守にも助けられ、追加点は許さなかった。
キャンプでは「力感なく、1年間投げ切るフォーム作り」をテーマにしていた左腕。この日は立ち上がりから走者を背負う展開が続いたが、それでも大崩れせず、投球数は6回96球とまずまず。悪いながらもしっかりと先発の役割を果たし、初の大役へまた一歩近づいた。
7回以降は鈴木博、浅尾、岩瀬の3投手が、1イニングずつを無失点リレー。小笠原の粘りも含め、2回以降は阪神打線に得点を許さなかった。
打線は2点を追う1回裏、5番福田が右翼への2点適時二塁打を放ち同点。福田は5-2の7回にも滞空時間の長い3ランを左翼ポール際へ運び、8回の第5打席では、この試合6打点目となる遊ゴロを放った。
スタメン出場選手では福田以外にも、京田、平田、荒木がマルチ安打をマーク。中日にとっては投打ともに収穫の多いゲームだった。