◆ 日米通算20年目、いよいよ本格始動!
10年ぶりに巨人に復帰した上原浩治投手が20日、日本ハムとのオープン戦(東京ドーム)に救援登板。1イニングを無安打1奪三振無失点に抑え、ファンからの上原コールを浴びながら、笑顔でマウンドを降りた。
上原は背番号『11』を身にまとい、1-2の7回から3番手として登板。メジャー時代の登場曲「サンドストーム」でマウンドへ向かうと、本拠地ファンから大声援が送られた。
先頭の9番中島には粘られたが、最後は外角直球で見逃し三振。続く西川には四球を与えたが、2番松本、3番近藤は、いずれも外野フライに退けた。上原は1回22球、無安打1奪三振1四球の内容。制球面にややバラつきはあったが、貫禄の無失点で08年11月以来となる東京ドーム登板を終えた。
メジャーで9年間プレーし、通算95セーブ、81ホールド、防御率2.66を記録したベテラン右腕。今季もメジャーでのプレーを希望していたが移籍先が決まらず、今月9日に巨人との1年契約が発表された。周囲の期待は高まる一方だが、「不安の方が大きい」と上原。日米通算20年目となるシーズンがいよいよ幕を開ける。