2018年までオリックスの監督を務めた福良淳一氏

◆ 今季は「重量打線」+「機動力」?

 オープン戦11試合を終え、ここまで5勝5敗1分のオリックス。4位からの逆襲を目指す今季の注目ポイントといえば、何と言ってもリーグでも屈指の破壊力を誇る重量打線だろう。

 昨季31本塁打のT-岡田を筆頭に、2年目を迎えるロメロとマレーロの両外国人には昨年以上の活躍に期待がかかる。加えて、ここ2年故障に苦しみながらもそのパワーを見せつけている吉田正尚も順調な仕上がりぶりを見せており、シーズン30本塁打を狙える“長距離砲”が揃っているのだ。

 しかし、このオープン戦では“ある変化”が見られる。11試合というのはロッテ、広島と並ぶ最少の試合数ながら、ここまで12球団最多タイの19盗塁をマーク。とにかく走る意識が見られるのだ。

◆ 走る意識が自慢の打線にも好影響を及ぼす

 昨季のチーム盗塁数33というのは、12球団ワーストの数字。それでも、福良淳一監督はオフに『100盗塁』をノルマとして設定した。

 この時期は様々な作戦を試し、ある程度失敗も許されるため、どのチームも盗塁数は多くなる傾向にある。しかし、オリックスの場合、1年前のオープン戦では16試合で7盗塁とオープン戦でもあまり走る姿勢を見せていなかった。今年は一転、1試合あたり2つに近いペースで盗塁を決めており、去年との違いは明らかだ。

 オリックスと言えば、2016年シーズンに糸井嘉男が盗塁王に輝いているが、その糸井はそのオフに阪神へ移籍。すると走れるレギュラー選手がいなくなり、昨季途中には1番から長打力のある選手を並べる超攻撃型の打順を採用するなど、試行錯誤が続いていた。

 チーム盗塁数が33個だけでは、「機動力を捨てた」と言われても仕方がないだろう。しかし、昨季も長打力のある選手はそろっていたが、得点力は思うように伸びなかった。盗塁に限らずとも、ひとつでも先の塁を目指す姿勢が必要…。苦戦の中で痛感したからこそ、『100盗塁』という目標で各々に意識改革を促したのではないか。

 果たして、福良監督は公式戦に入っても積極的に盗塁のサインを出していくのだろうか。相手チームに「今年のオリックスは走ってくる」というイメージを植え付けることができれば、中軸打線もその恩恵を受けることは間違いない。

 オリックス打線自慢の長打力に加え、塁上での積極性も見せることができれば、ライバル球団には脅威となるはず。開幕後も福良監督の采配に要注目だ。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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