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大丈夫…?オープン戦で調子の上がらない選手たち

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西武・山川穂高

開幕まで1週間…


 2月1日から始まった春季キャンプが終わったと思ったら、気がつけばオープン戦も残すところあとわずか。1週間後の3月30日には、いよいよ新シーズンの幕が開ける。

 待ちに待った“球春到来”。開幕一軍・開幕スタメン入りをかけた争いも激しさを増している中、巨人期待の大砲・岡本和真やオリックスの成長株・宗佑磨といったところが猛アピールを見せて注目を集めてきたが、その一方で昨季までに実績を挙げていながらここまで順調さを欠いている選手もいる。


王者の不安


 たとえば、広島の薮田和樹。昨季はシーズン途中に中継ぎから先発へ転向すると、あれよあれよという間に白星を積み重ね、リーグ2位の15勝をマーク。最高勝率のタイトルを獲得するなど、大きな飛躍を遂げた。

 リーグ3連覇を目指す今季もローテーションの軸の一人として期待を受けているが、このオープン戦では4試合の登板で0勝2敗、防御率は5.52となかなか調子が上がってこない。特に3月13日の日本ハム戦は5回で四死球6つ、20日のオリックス戦も4回途中で四死球5つと制球に苦しむ場面が見られ、不安が広がっている。


 また、パ・リーグ王者のソフトバンクはリック・バンデンハークがピリッとしない。

 3月14日の巨人戦ではアレックス・ゲレーロに2発を許すなど、4回を投げて3失点。修正した姿を見せたかった3月21日の中日戦でも、5回途中までで4失点(自責は3)とらしくない姿を見せた。

 本人は「甲斐もしっかりリードしてくれてるし、その期待に応えるためにも、イメージしている球がずっと投げれるようにしないといけない」と反省。開幕までに状態を上げていくことができるか、注目だ。


レオの新4番候補が…


 野手にも調子の上がらない選手は多い。強力西武打線で4番を務めることが有力視されていた山川穂高もその一人だ。

 昨季は78試合の出場ながら打率.298で23本塁打、61打点を記録。後半戦の快進撃を牽引する立役者となった。秋のアジアCSでは侍ジャパンメンバーに入ると、若手中心のチームではあるものの日本の4番を任されるなど、大きな飛躍を遂げた。

 ところが、シーズン通しての活躍に期待がかかる今季はここまでオープン戦13試合の出場で打率.109、本塁打も1本と絶不調。毎年春先に調子の上がらない選手ではあるが、不動のレギュラー、頼れる主砲としての地位を確立するためにはそんなことは言っていられない。

 もっとも、本人は「打席の中での間」にこだわって実戦を積んでおり、結果に関してはあまり気にしていない様子。開幕にピタッと照準を合わせて調子を上げていくことができるか。大砲の今後に注目だ。


「オープン戦は調整の場」だけど…?


 ほかにも、昨季はじめて規定打席に到達し、20本塁打をマークした阪神・中谷将大も苦戦中。オープン戦12試合で打率.154、本塁打は0という成績で、ここに来て二軍での調整を命じられた。

 チームでは2016年の新人王・高山俊が復活の兆しを見せており、さらに昨季途中からセンターのポジションに定着した俊介、伊藤隼太もいる。激しい競争を這い上がり、ポジションを奪い返すことができるだろうか。

 また、DeNAの桑原将志もここまで打率.139と低迷。リードオフマンとしてDeNAを引っ張ってきた男だけに、不安が募る。

 チームには神里和毅、楠本泰史という外野の新人が加わり、ほかにもウインターリーグで好成績を残した乙坂智や、本職ではないながらも外野で出場機会を伺うネフタリ・ソト、佐野恵太といった選手がいる。ゴールドグラバーといえど、このまま不振が続けば安泰とは言えない状況だ。

 もちろん、オープン戦はあくまでも調整の場。本当に結果が求められるのはシーズンが始まってから。そう分かってはいても、やはり心配にはなるもの。

 開幕まであと1週間…。残された時間で復調のキッカケを掴むことができるだろうか。



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