◆ 「打ててよかったです」

 開幕戦を1週間後に控え、西武の重量打線が火を噴いた。

 メットライフドームで行われているオープン戦の初回。DeNAの開幕投手・石田健大を前にかんたんに2人が倒れるも、二死走者なしから浅村栄斗がレフトへ一発。やや詰まったようにも見えたが、滞空時間の長い打球は左中間スタンドに着弾した。

 すると、続く4番・山川穂高は変化球を引っ張り、今度は文句なしの一発。5番の中村剛也は慎重になった石田が3ボールとした直後の速球を「待ってました」と言わんばかりにジャストミート。左中間スタンドに叩き込む一発で、三者連続本塁打を記録した。

 浅村は「打ったのはストレート。まさか入るとは思わなかった。打ててよかったです」と本人も驚きの一発。山川は「打ったのはフォーク。打ててよかったです」、中村も「打ったのはまっすぐです。打ててよかったです」と今やファンの間でお馴染みとなった“平常通り”のコメントで、1週間後の開幕へ向けて順調ぶりをアピールした。

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