指揮官も絶賛の内容
オリックスの開幕ローテーション3番手として、4月1日のソフトバンク戦(ヤフオクD)に先発予定の山岡泰輔が、オープン戦最後の試合(阪神戦)に先発登板。6回をわずか57球、1被安打、5奪三振、無四球、無失点の快投を披露した。
福良監督が「完璧」と投球内容を称えると、山岡自身も「今回はゴロを多く打たせることができたし、ダブルプレーも取れた。スライダーも曲がっていたし、オープン戦の最後を良い感じで終われたと思う」と手応えを感じた様子。ソフトバンク戦に向けては「これから詰めていく」とした上で、「2連勝とか、1勝1敗とか、どんな状況で回って来るのかわからないので、3つ4つはパターンを作っておきたい」と力強く語った。
榊原も好投「一軍でも大丈夫」
試合は、6回に吉田正尚のソロホームランで先制したが、8回に3番手の小林が大山に被弾してドロー。今年のオープン戦は、7勝5敗2分けという成績だった。投手陣ではルーキーの田嶋が、野手では高卒4年目の宗、ルーキーの山足が台頭。12球団で最下位だった盗塁数がトップになるなど、新シーズンに向けて明るい材料が多かったオープン戦だったと言えるだろう。
唯一、怪我による出遅れで本調子ではないT-岡田に関しては、本人の「もっと打席数を重ねたい」との意向により、明日からファームの名古屋遠征に帯同し、開幕直前に首脳陣が再昇格の判断を下すことになった。
取材・文=どら増田