「今は環境を変えて、じっくりと心と体の回復につとめます」
ソフトバンクは26日、川崎宗則の退団を発表した。以下、川崎宗則のコメント。
▼ 川崎宗則・コメント
身体を動かすのを拒絶するようになってしまいました。
このような状態で野球を続けるのは、今の自分には考えられません。
悩んだ末、この度、ホークス球団と協議して自由契約という形で、
野球から距離をおいてみようと決断しました。
川崎宗則が元気でプレーする姿を楽しみに待ってくれている皆様には、
本当に申し訳ない決断ですが、今は環境を変えて、
じっくりと心と体の回復につとめます。
たくさんの皆さんに心配をかけたことを申し訳なく思っています。
同時に、たくさんの皆さんに応援して頂いていることに心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
球団としては「今後も話し合いを続ける」構え
川崎は1999年のドラフト4位でダイエーに入団。走攻守3拍子揃ったリーグ屈指の遊撃手として活躍し、2004年には盗塁王と最多安打のタイトルも獲得した。
群雄割拠のパ・リーグ遊撃手の中で、ベストナインとゴールデングラブ賞を2回受賞。2012年からは活躍をメジャーの場へと移し、献身的なプレーとその明るいキャラクターで人気を博す。
2017年に古巣・ホークスに復帰を果たすも、度重なる故障にも苦しめられて一軍出場は42試合のみ。クライマックスシリーズや日本シリーズへの出場もなく、シーズン終了後の優勝パレードやファンフェスティバルも欠席。オフも契約更改を行わず、契約保留選手名簿には入っていたものの、春季キャンプが始まっても交渉が行われることはなかった。
結局、春季キャンプに参加することもなく、3月1日には公式サイトの選手名鑑から「川崎宗則」の文字が削除された。一体どうなっているのか分からないまま、開幕を目前に控えたここに来て“退団”が発表された。
▼ 取締役 球団統括本部⻑:三笠杉彦・コメント
当球団としましては、川崎宗則選手に対して、
2018年シーズンも継続してホークスにて活躍いただきたい旨をお伝えし、
話し合いを続けてまいりましたが、
川崎宗則選手本人の意思を最大限に尊重することとして、
今回の結論に至りました。
一旦、自由契約の手続きはとりますが、
今後も川﨑宗則選手本人との話し合いは続け、
引き続き、福岡ソフトバンクホークスのみならず、
野球界に貢献していただけるような形となるように、
検討してゆきたいと思います。