ロッテの角中勝也

 29日、セ・パ両リーグは開幕一軍登録選手を発表。昨季リーグMVPに輝いた丸佳浩(広島)、サファテ(ソフトバンク)、開幕投手の菅野智之(巨人)、菊池雄星(西武)などが順当に開幕一軍入りを果たした。

 一方で2カード目以降に先発する投手や故障などで開幕一軍を逃した選手たちもいる。ここでは、故障や不振などで二軍スタートとなった選手を見ていきたい。

 角中勝也(ロッテ)がそのひとりだ。角中は20日に行われた西武とのオープン戦の守備中に、フェンスに腰を強打した。角中は27日の日本ハムとの二軍戦で復帰し、井口資仁監督が視察に訪れた翌28日の日本ハムとの二軍戦にも出場。復帰後初安打を記録したが、2試合いずれも指名打者での出場となっており、守備での出場を果たしていない。万全の状態で復帰するため、開幕二軍スタートとなった。

 T-岡田(オリックス)も開幕一軍入りを逃した。春季キャンプ中に故障で二軍落ちしたが、オープン戦終盤に一軍復帰。オープン戦に6試合に出場したが、18打数2安打、打率.111と快音を響かすことができず、悔しい二軍スタートとなった。

 昨季チームトップの20本塁打を記録した中谷将大(阪神)も二軍で開幕を迎える。中谷は昨季からストレートへの対応が課題となっていた。オープン戦では3月11日の巨人戦で中川皓太のストレートをフェンス直撃の二塁打を放ったが、13試合に出場して、打率.143、6打点と状態が上がらず二軍降格。調子を取り戻して開幕一軍を目指したが、二軍戦も4試合に出場して、打率.067だった。

 その他、新井貴浩(広島)、坂倉将吾(広島)、雄平(ヤクルト)、梶谷隆幸(DeNA)なども開幕二軍スタートとなっている。

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