◆ 石田は5回7奪三振も…
2年連続で開幕投手という大役を担ったDeNAの石田健大だったが、失策なども絡み5回(108球)を投げて被安打7、与四死球4の5失点(自責点2)と、期待された結果を残すことはできなかった。
石田は最速148キロのストレートとチェンジアップのコンビネーションでヤクルト打線から5回までに7つの三振を奪ったが、「無駄な四死球が多く、ツーアウトから得点を許してしまい、攻撃にリズムをもたらすことができなかった」と述べ、四死球でランナーを出し、二死から得点を許したことを猛省した。
その石田のピッチングについてラミレス監督は「コンディションは良かったと思う」との見解を示し、「点を取られたけど、あのような投球が見られてうれしく思っている」と評価。石田も「次は同じミスをしないようしっかり調整します」と前を向き、次回登板に向けて気持ちを切り替えていた。
◆ 失点につながった2つの失策
また、失点につながる送球ミスがあったルーキーの神里和毅について指揮官は、「久しぶりの本拠地開幕戦ということで、若い選手は緊張してナーバスになっていた。野球はミスが付きもの。誰にでも起こりうる」との見解を示し、「明日も使う」ことを明言。初回に失策を記録した“名手”大和についても、「私の記憶が確かなら彼も人間のはずだ」と独特の言い回しで擁護していた。
DeNAは、ロペスと宮崎のホームランで追い上げを見せたが、思うように打線が繋がらずに3-7で敗戦。11年ぶりの本拠地開幕戦を白星で飾ることはできなかった。なお、31日は新外国人のバリオスが先発する。
取材・文=どら増田