競技の枠を超えた三角トレード
オリックスは4月1日、金子千尋がJリーグ・セレッソ大阪へ期限付き移籍することを発表した。
2004年の入団からオリックス一筋14年のエースが、シーズン中に下したまさかの決断。「念願だったセレッソ大阪への入団が決まり今は嬉しい気持ちでいっぱいです。野球で培った技術や経験を生かして、チームの勝利に貢献していきたいと思います」と喜びを語った。
なお、セレッソは金子の獲得に伴い、エースの柿谷曜一朗をBリーグ・大阪エヴェッサへと放出。オリックスは大阪エヴェッサから橋本拓哉を獲得している。
いずれも大阪を拠点とするプロスポーツチームとはいえ、競技の枠を超えた“三角トレード”は異例中の異例。それぞれが新天地で大阪を盛り上げる。なお、この期限付き移籍の期間は2018年4月1日23時59分までとなっている。
※4月1日はエイプリルフールです。
選手コメント
▼ 金子千尋(オリックス→セレッソ大阪)
念願だったセレッソ大阪への入団が決まり今は嬉しい気持ちでいっぱいです。
野球で培った技術や経験を生かして、
チームの勝利に貢献していきたいと思います。
自分の一番の武器は、やはりゴールキーパーのタイミングを外す
変化球になるのではないかとイメージしています。
ともかく、しっかりと足を振ってキレのあるストレートと
変化球をゴールの四隅に蹴りこめば、自ずと結果はついてくると信じています。
競技は変わりますが、
プレーを通じて地元大阪の街を元気にしたいという気持ちはこれまでと同じです。
野球ファン、サッカーファンに限らず、
より多くの大阪の皆さんに応援していただけるよう頑張ります。
▼ 橋本拓哉(エヴェッサ大阪→オリックス)
高校生・大学生時代からプロバスケットボール選手として経験を積み、
成長をさせてくださったクラブが、大阪エヴェッサです。
嬉しい時、楽しい時だけではなく、
苦しい時も辛い時も寄り添ってくださったファン・ブースターのみなさま、
本当にありがとうございました。
今回、幼い頃から中学1年生まで打ち込んできた野球の世界へ、
期限付移籍という形で挑戦することを決めました。
バスケットボールから野球へとフィールドは変わりますが、
愛する大阪にいることは変わりありません。
“威風堂々”を胸に、大阪エヴェッサでの経験を活かして、
新天地でも自分らしく力を発揮できるように全力投球していきます!