● 日本ハム 1 － 4 西武 ○
＜3回戦・札幌ドーム＞

　西武が3年ぶりの開幕3連勝。先発のウルフは6回までに8安打を許しながら、要所を締める投球で今季初勝利を手にした。

　ウルフは立ち上がりから走者を背負い続けるも、初回から2イニング連続で併殺を奪うなど慌てなかった。要所で打たせて取る投球が光り、6回93球を投げ、8安打無失点の内容。右腕は降板後「味方が点を取ってくれたし、守りにも助けられながら粘り強く投げられたと思う。今日は野手のみんなに感謝です」と振り返った。

　その野手陣は5回、二死から9番金子侑、2番源田、3番浅村が、それぞれ適時打を放ち一気に3点を奪取。先制点をマークした金子侑は、「ウルフが頑張って投げているので、どうしても先制点を取りたかった。僕ひとりだけ開幕から打てていなかったので、ここで結果がでてよかったです」と話した。

　3－1の9回には、源田がこの試合2本目の適時打を放ち貴重な4点目。投手陣は7回以降、武隈、平井、増田が1イニングずつつなぎ、3点リードの9回を締めた増田は今季初セーブを手にした。

　一方の日本ハムは、本拠地で開幕3連敗。打線は序盤から拙攻が続き、得点は8回に飛び出した4番中田の1号ソロによる1点のみ。先発の加藤は6回途中3失点の内容で、今季初黒星を喫した。