JR東日本出身の田嶋大樹が絶好調・西武に
立ちはだかる(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 勢い止まらん西武特急

 2年目の辻西武が絶好調だ。

 6日のオリックス戦に快勝したチームは、開幕から無傷の6連勝。これは開幕8連勝を飾った1991年以来、27年ぶりという好発進。その勢いは留まる気配がない。

 何と言っても投打のバランスが良い。オフには野上亮磨に牧田和久、ブライアン・シュリッターといった主力が相次いで退団するも、ここまでのチーム防御率は1.83という驚異的な数字。特に先発陣は駒不足を不安視する声が多く挙がっていたが、フタを開けてみれば6試合すべてで先発投手がクオリティ・スタートを達成。この連勝中はすべて先発投手に白星がついている。

 加えて持ち前の強力打線も開幕から好調で、本塁打王経験のある中村剛也が6番、エルネスト・メヒアが8番に入るという考えられないような打線。沈めてきた相手も、昨年の最多勝右腕・東浜巨にリック・バンデンハークというソフトバンクの主戦コンビに、オリックスの開幕投手・西勇輝と申し分ない。

 そんなチームが7連勝をかけて戦うのが、オリックスのドラフト1位左腕・田嶋大樹。昨年10月のドラフト会議では1位指名をしながら、1/2の抽選で外した“因縁”の相手である。

◆ “元恋人”を打破せよ

 社会人No.1左腕の触れ込みで大きな注目を集めた21歳。先発投手、特に左腕がほしかった西武にとってはうってつけの存在だったが、その願いは成就しなかった。

 “失恋相手”は、即戦力の評判通りにオリックスで開幕ローテ入りを達成。開幕2戦目・3月30日のソフトバンク戦でプロ初登板・初先発を果たすと、昨年のチャンピオンチーム相手に5回1失点の力投。新人一番乗りでプロ初勝利を挙げた。

 先発陣が好調な今となってはその気持ちも薄まった感はあるが、キャンプからオープン戦の頃は「田嶋が来ていたらなぁ」という西武ファンの嘆きも少なくなかった。しかし、運命には抗えない。早くも敵として立ちはだかることになった“元恋人”に打ち勝たなければならないのだ。

 勢い止まらん西武特急がゴールデンルーキーをも飲み込み、プロの厳しさを教えるのか。はたまたJR東日本出身の田嶋がその勢いを止めるのか…。7日のメットライフドームは“因縁の対決”から目が離せない。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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