◆ 有原、岩貞が初登板・初勝利
待ちに待った開幕から3週間が経ったプロ野球。各チームが15~18試合を消化した中、3月30日の開幕に“間に合わなかった”男たちの活躍が目立つようになってきた。
たとえば、阪神の5年目左腕・岩貞祐太。2016年に2ケタ・10勝を挙げてブレイクを果たすも、期待がかかった昨季は5勝10敗と低迷。悔しさを晴らしたいところだったが、今年はキャンプ・オープン戦からつまずき、二軍調整が続いていた。
それでも、4月15日のヤクルト戦で今季初登板・初先発のチャンスを掴むと、好調な打線を相手に6回5奪三振で1失点と力投。自身の2018年開幕を白星で飾っている。
2週間ほど遅れたものの、まだまだシーズンは始まったばかり。昨年の借りを返し、キャリア最高のシーズンにすることができるか。今後の投球に注目が集まる。
日本ハムの有原航平もそのひとりだ。大谷翔平がメジャーに渡り、エースとして期待をかけられながらもキャンプで右肩に不安が発覚。早々に開幕投手争いから離脱してしまう。
それでも、4月14日のオリックス戦で今季初登板・初先発を果たすと、いきなり8回を3安打、9奪三振で1失点の好投。万全の状態で帰ってきた。
大きな期待を受けて入団し、プロ3年で29勝。決して悪くはない成績だが、黒星も28とエースと呼ぶには物足りない成績が続いている。今季も出だしこそつまずいたが、ここから名実ともにエースの座を掴むことができるか。2014年ドラ1右腕の戦いから目が離せない。
◆ 復帰戦で決勝打!
野手では、ヤクルトの雄平がいきなり存在感を見せた。
コンディションが上がらずに開幕一軍入りは逃すも、4月13日の阪神戦で復帰。いきなり「3番・右翼」でスタメン出場すると、3安打の大活躍。延長10回に決勝打を放つなど、チームを勝利に導いた。
1番に山田哲人が入り、3番にウラディミール・バレンティン、4番には帰ってきた青木宣親が入る今季のヤクルト。ただでさえ開幕から好調だった打線に雄平が加わったことで、相手に与えるプレッシャーもより大きくなっている。
あとは毎年の懸念、いかに故障を少なく1年を戦い抜くことができるか。昨季の雪辱に燃えるヤクルトがセ・リーグを盛り上げる。
このほかにも、今季初登板で初勝利を挙げた中日のベテラン・吉見一起や巨人の亀井善行など、出遅れながらもチームに貢献している選手が続々と出てきており、まだまだ故障で出遅れている選手や実績あるベテランが二軍で待機しているチームはたくさんある。
主力として活躍している選手たちはもちろんのこと、“逆襲”を期す選手たちにも注目だ。