● 阪神 0 - 3 巨人 ○
<5回戦・甲子園>
完封勝ちで阪神戦4連勝とした巨人が、5カードぶりの勝ち越しを決めた。先発した田口が、6回途中無失点で今季初勝利(1敗)。打線では「5番・一塁」でスタメン出場した岡本が、攻守で田口の初勝利をアシストした。
開幕から3試合白星のない田口は、この日も不安定な立ち上がり。2回に6番原口、7番糸原に連打を浴び一死一、二塁のピンチを招いたが、続く大山に許したライナーを、一塁・岡本がジャンプ一番で好捕。着地後、素早く反転し二塁へ送球すると、帰塁した二走・原口よりもベースカバーに入った遊撃・坂本の触塁が一瞬早く、併殺で先制のピンチを防いだ。
岡本は打席でも、2回の第1打席で痛烈な中前打をマーク。4回には、阪神先発・秋山から先制となる左前適時打を放ち、チームトップとなる14打点目をマークした。巨人打線はさらに、6番亀井、8番小林も適時打を放ち、4回だけで一挙3得点。試合の主導権をつかんだ。
田口は続投した6回、無死一、二塁のピンチを招いたが、代わった沢村が好リリーフ。その後はマシソン、カミネロとつなぎ、先発の田口は初勝利、最後を締めたカミネロは3セーブ目を記録した。