◆ 首位快走に貢献、平野登板試合は9勝1敗
ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が現地時間22日(日本時間23日)、本拠地でのパドレス戦に救援登板し、7回の1イニングを無安打無失点に抑えた。チームは4-2で勝利し2連勝。今季の成績を15勝6敗とし、ナ・リーグ西地区首位を快走している。
メジャー10試合目となった22日の登板は、好調ぶりを示す内容だった。先頭の5番ピレラには2球目のスプリットを打たせ三ゴロ。続くガルビスは1ボール2ストライクと追い込んだあと、高めの直球で空振り三振に仕留めた。最後は7番シーザーを直球で詰まらせ遊ゴロ。パドレス打線をわずか8球で封じ、4ホールド目を記録した。
10試合で計9回1/3を投げ、1勝0敗4ホールド、防御率1.93を記録。特出すべきは安定した制球力で、四死球はここまで1つしかない。平野は昨年のWBCでも国際球をしっかりと操り、秋吉亮(ヤクルト)と並びチームトップの6試合に登板。新天地でも適応力を発揮し、開幕からブルペンを支えている。
地区首位を走るダイヤモンドバックス。ここまでは投手陣が引っ張り、チーム防御率はリーグ1位の2.75を誇る。救援陣は新加入右腕のボックスバーガー、若き右腕・ブラッドリーのダブルストッパー制を敷いており、平野は同じく10試合に登板しているデラロサ、サラスらとともに僅差の場面で重宝されている。
もともとダイヤモンドバックスのブルペンは安定しており、昨季の救援防御率はドジャースに次ぐリーグ2位(3.78)だった。そこに新たに加わった背番号『66』。ここまでは期待通りの働きを見せている。