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勝負のシーズン!?昨季ブレイクした野手たちの「開幕1カ月」

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4月28日ロッテ戦、大田が左越えに2打席連続本塁打となる逆転2ランを放つ=ZOZOマリン

日本ハム・大田は2番に固定され4本塁打!


 近年少し傾向が変わりつつあるものの、日本では小技を使える巧打者が配置されることの多い2番打者。日本ハムの栗山英樹監は、開幕戦で横尾俊建を起用してから近藤健介、田中賢介、オズワルト・アルシア、西川遥輝、松本剛、杉谷拳士と複数の選手を起用していたが、ここにきて2番打者を長打力のある大田泰示で固定している。

 その大田は、2番に定着したその日に2打席連続本塁打をマークし3打点をマーク。その後、4月28日のロッテ戦でも2打席連続本塁打を放つなど、5試合連続で安打を記録している。まさに水を得た魚のように安打を量産し、昨年のブレイクがフロックではないことを証明した。この大田のように昨シーズン100試合以上に出場し、ブレイクをはたした野手たちは今シーズン、どのような成績を残しているのだろうか(※昨季100試合未満、加入初年度から活躍した選手は含まれていない)。

 大卒3年目の昨シーズン、初めて規定打席に到達し、11月に行われたアジアCSで日本代表入り。同大会でMVPに輝いた外崎修汰(西武)は、今シーズンもここまで打率.301、3本塁打、17打点、8盗塁と好成績を残している。開幕戦は7番で起用されていたが、4月中旬から6番に定着。クリーンアップの後ろながら、リーグ6位タイとなる17打点を挙げている。中軸以降にも外崎のような勝負強い打者が控えていることが、西武の強さの理由と言えるだろう。

 また、高卒3年目の昨季ブレイクした上林誠知(ソフトバンク)も結果を残している。打順は固定されておらず、8番(11試合)、2番(10試合)、7番(1試合)、1番(1試合)と打順は様々だ。内川、松田、今宮、デスパイネといった主軸の状態が上がりきらないなかで打率.275をマーク。得点圏打率.467は、山川穂高、森友哉(ともに西武)に次ぐリーグ3位と、勝負強さを発揮している。


阪神・中谷は一軍出場なし……


 一方で昨シーズン、結果を残したものの、いまひとつ調子の上がらない選手もいる。

 昨シーズン、115試合に出場し規定打席に初めて到達した松本剛(日本ハム)は、アジアCSの日本代表にも選出されるなどブレイク。しかし、今シーズンはここまで打率.115、0本、0打点と結果が出ていない。スタメンで起用される試合も減っており、今一度、奮起したいところだ。

 松本以上に深刻なのが、中谷将大(阪神)か。昨シーズンは阪神生え抜きの右打者として、浜中治以来11年ぶりとなる20本塁打に到達。虎の主砲候補として、今シーズンの飛躍が期待されていた。

 しかし、オープン戦13試合で打率.143、0本、6打点と結果が出ず、開幕は二軍スタートとなった。二軍でも、打率.198、0本、11打点と結果を残せておらず、今シーズン一軍での出場はいまだにない。両翼の糸井嘉男、福留孝介の両ベテランが開幕から好調をキープし、中堅は高山俊、俊介らが競い合っている。その争いに中谷がいないのは寂しい限り。まずは二軍で結果を残したいところ。

 まだシーズンははじまったばかり。大田、外崎、上林はこの調子を維持し続け、2年連続で好結果を残すことができれば大きな自信になるはずだ。一方の松本、中谷は首脳陣の信頼を取り戻したいところ。

 その他にも、山川穂高(西武)や西川龍馬(広島)などが昨季ブレイクした選手が挙げられるが、出場試合数が100試合に満たなかったため、昨季の新人王コンビ、源田壮亮(西武)と京田陽太(中日)は加入初年度からの活躍ということで、今回のリストには含まれていない。

【昨シーズンの主なブレイク選手】
・大田泰示(日本ハム)
(2017年)118試 率.258 本15 点46
(2018年)23試 率.263 本6 点9

・外崎修汰(西武)
(2017年)135試 率.258 本10 点48
(2018年)24試 率.301 本3 点17

・上林誠知(ソフトバンク)
(2017年)134試 率.260 本13 点51
(2018年)23試 率.275 本1 点8

・松本剛(日本ハム)
(2017年)115試 率.274 本5 点33
(2018年)15試 率.115 本0 点0

・中谷将大(阪神)
(2017年)133試率.241 本20 点61
(2018年)出場なし

※数字は2018年4月30日終了時点
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