ゴールデンウィーク最終日の昨日、横浜スタジアムで行われたDeNA対巨人戦。前日までベイスターズは、打線の不振もあって引分けをはさみ4連敗中でしたが、4打席連続ヒット・3打点の大活躍を見せたのが、開幕からずっと4番を務めているホセ・ロペス選手です。初回の第1打席、ロペスは「2球連続“ホームラン”」という珍しいことをやってのけました。普通あり得ませんが、どういうことか?
まず、巨人先発・野上の5球目をレフトポール際に運ぶと、審判の手はグルグルと回りホームラン!……ところがこれ、「ポールの外側からスタンドに入ったのでは」ということで、リプレー検証の結果、ホームランは取り消しに。
改めて打席に立ったロペス、続く6球目を振り抜くと、打球は左中間のスタンドへ飛び込み、今度は文句なしのホームラン! この「打ち直し」のツーランで初回に4点を奪ったのが効いて、12対8でDeNAは勝利。連敗を4で止めたのです。
2013年・14年と巨人でプレー、15年からDeNAに移籍し、筒香選手と並ぶチームの主砲として活躍するロペスは、ベネズエラ出身です。移籍2年目の2016年、中畑清・前監督に代わってラミレス監督が指揮官に就任。実は、ラミレス監督も同じベネズエラ出身で、「元巨人」というのも同じ。
この年の前半戦で、ロペスは練習中に骨折。長期離脱を余儀なくされ、復帰後も「30打席連続ノーヒット」というスランプに陥りましたが、ラミレス監督は頑として、ロペスをスタメンから外そうとしませんでした。日本の野球をよく研究し、チームになじもうとする姿勢もかつての自分と同じ。いつか、彼は打ってくれるはず。そんな指揮官の期待に応え、8月後半からロペスは再び打ち始め、チームは久々のAクラスに。初のクライマックスシリーズ進出に貢献したのです。
去年もクライマックスシリーズで阪神、広島を破り、日本シリーズでは、王者・ソフトバンクを追い詰めたDeNA。巨人にいた2013年に、日本シリーズを経験しているロペスは、若い選手たちにとって心強い存在になりました。
寿司が大好きで、特にトロが大好物。横浜の街も、ベイスターズも大好きで、
「できる限り日本で野球を続けて、日本でキャリアを終えたい」
というロペス。夢は、野球が復活する2020年の東京オリンピックを、日本で見ること。今年、20年ぶりのリーグ優勝を実現できれば、その夢は間違いなく叶うことでしょう。
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まず、巨人先発・野上の5球目をレフトポール際に運ぶと、審判の手はグルグルと回りホームラン!……ところがこれ、「ポールの外側からスタンドに入ったのでは」ということで、リプレー検証の結果、ホームランは取り消しに。
改めて打席に立ったロペス、続く6球目を振り抜くと、打球は左中間のスタンドへ飛び込み、今度は文句なしのホームラン! この「打ち直し」のツーランで初回に4点を奪ったのが効いて、12対8でDeNAは勝利。連敗を4で止めたのです。
2013年・14年と巨人でプレー、15年からDeNAに移籍し、筒香選手と並ぶチームの主砲として活躍するロペスは、ベネズエラ出身です。移籍2年目の2016年、中畑清・前監督に代わってラミレス監督が指揮官に就任。実は、ラミレス監督も同じベネズエラ出身で、「元巨人」というのも同じ。
この年の前半戦で、ロペスは練習中に骨折。長期離脱を余儀なくされ、復帰後も「30打席連続ノーヒット」というスランプに陥りましたが、ラミレス監督は頑として、ロペスをスタメンから外そうとしませんでした。日本の野球をよく研究し、チームになじもうとする姿勢もかつての自分と同じ。いつか、彼は打ってくれるはず。そんな指揮官の期待に応え、8月後半からロペスは再び打ち始め、チームは久々のAクラスに。初のクライマックスシリーズ進出に貢献したのです。
去年もクライマックスシリーズで阪神、広島を破り、日本シリーズでは、王者・ソフトバンクを追い詰めたDeNA。巨人にいた2013年に、日本シリーズを経験しているロペスは、若い選手たちにとって心強い存在になりました。
寿司が大好きで、特にトロが大好物。横浜の街も、ベイスターズも大好きで、
「できる限り日本で野球を続けて、日本でキャリアを終えたい」
というロペス。夢は、野球が復活する2020年の東京オリンピックを、日本で見ること。今年、20年ぶりのリーグ優勝を実現できれば、その夢は間違いなく叶うことでしょう。
5月7日(月) 飯田浩司のOK! Cozy up!「スポーツアナザーストーリー」
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