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「トラウト超え」?「ソフトバンクの総年俸」?注目浴びるイニエスタの契約

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涙を浮かべながらバルセロナ退団を発表したイニエスタ

サッカー界のスーパースターが日本に?


 アンドレス・イニエスタ――。野球ファンの方々も、その名前はどこかで耳にしたことがあるのではないだろうか。

 スペインの強豪・FCバルセロナで主将を務めたサッカー界のスーパースターであり、欧州最高峰の戦い・チャンピオンズリーグを4度も制覇。2010年の南アフリカW杯ではスペイン代表の心臓として君臨し、母国を悲願の初優勝へと導いた。

 そんなサッカー界のスーパースターが、このところ日本のスポーツニュースを賑わせている。なんと、Jリーグのヴィッセル神戸への入団が秒読み段階に入っているというのだ。

 バルセロナの下部組織で育ち、2002年のトップチームデビュー以降もバルセロナ一筋でプレー。生え抜きのレジェンドに対し、クラブ側は異例の“生涯契約”を用意して、昨年10月に契約延長に合意していた。この時点では誰もがバルセロナのイニエスタをまだ見られると思っていたし、バルセロナでキャリアを終えると信じて疑わなかったことだろう。

 ところが、それから約半年後の2018年4月。イニエスタは自ら愛するクラブを去る決断を下した。

 「フィジカルのレベル、メンタルのレベルでこのチームに値するものを与えるのが難しくなってきた。すごく心が痛むけど、このクラブが要求することを理解しているつもりだ。クラブにとって、僕にとって、最も誠実な決断だ」。

 涙ながらに退団の理由を語った34歳。誰もがまだやれると思っていたが、愛するクラブのために自ら慣れ親しんだユニフォームを脱ぐことを決断した。


一人でソフトバンクの総年俸に匹敵…!?


 前置きが長くなってしまったが、そこでイニエスタを熱心に口説いたのが、楽天の三木谷浩史会長兼社長である。

 楽天といえばヴィッセル神戸の親会社であり、バルセロナとはスポンサー契約を結んでいるという縁がある。もちろん、世界的なスーパースターがフリーになるとあって多くのチームからオファーがあったとみられるが、一部報道によると最大3500万ユーロ(約45億円)という年俸を用意して熱烈な呼び込みを見せた神戸が、この競争を制したと伝えられている。

 改めて確認だが、「45億円」は移籍金としてクラブに払うものではなく、イニエスタの年俸(として用意されたと言われている金額)である。なお、年俸に関しては各メディアで様々な金額が挙がっており、複数の報道をまとめると、ざっと「30億円~45億円」といったところになる。

 まるで想像がつかないが、ちょうど先日プロ野球選手会が年俸に関する調査結果を発表していたので、その金額と照らし合わせてみよう。以下はプロ野球12球団の今季の総年俸(支配下選手のみ)だ。

【2018年・総年俸ランキング】
1位 47億7392万円 ソフトバンク(61名/平均7826万円)
2位 38億9195万円 巨  人  (61名/平均6380万円)
3位 25億0085万円 阪  神  (61名/平均4100万円)
4位 22億4746万円 楽  天  (60名/平均3746万円)
5位 22億0206万円 オリックス (61名/平均3610万円)
6位 20億9348万円 広  島  (61名/平均3432万円)
7位 20億7536万円 西  武  (61名/平均3402万円)
8位 19億7144万円 D e N A  (61名/平均3232万円)
9位 19億6275万円 中  日  (61名/平均3218万円)
10位 19億4896万円 ヤクルト  (62名/平均3143万円)
11位 18億8058万円 ロッテ   (61名/平均3083万円)
12位 15億2388万円 日本ハム  (64名/平均2381万円)
※2018年度選手会年俸調査より
※支配下登録選手で、選手会加入者のみ


 トップのソフトバンクと2位の巨人が抜けており、3位以下からようやく混戦。イニエスタはこの中の巨人と阪神の間か、ひょっとするとソフトバンクの巨人の間に入ってくるという可能性がある。たった一人で、だ。


メジャーのトップ選手と比較


 では、年俸の高騰が問題として叫ばれているメジャーリーグのトップ選手たちと比べてみるとどうか。今季のメジャーリーグの年俸トップ5も以下にまとめてみた。

【2018年・MLB年俸ランキング】
1位 約37億7000万円 マイク・トラウト(エンゼルス/外野手)
2位 約37億6000万円 クレイトン・カーショー(ドジャース/投手)
3位 約35億3000万円 ザック・グリンキー(Dバックス/投手)
4位 約33億2000万円 ジェーク・アリエッタ(フィリーズ/投手)
4位 約33億2000万円 デービッド・プライス(レッドソックス/投手)
4位 約33億2000万円 ミゲル・カブレラ(タイガース/内野手)
※『USA Today』参照


 トップ5は全員が3000万ドル以上という驚きのランキング。大谷のチームメイトであるトラウトが今季から年俸ランキングトップに浮上しており、その金額が約37億7000万円となっている。イニエスタはメジャーのスーパースターたちと同等、もしくはそれ以上の金額を日本で稼ぎ出す可能性があるということだ。

 果たして、イニエスタは本当に日本に来てくれるのか。そして、その契約はどんな内容でまとまるのか…。まだまだ不確定な要素は多いが、期待は膨らんでいくばかり。今後の展開から目が離せない。


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