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期待の和製大砲、ついにお目覚め?楽天の浮上のカギ握る“若き力”

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開花の兆しを見せる楽天・内田靖人(C)KYODO NEWS IMAGES

1週間で4年分超え


 楽天の若き和製大砲がブレイクの気配を漂わせている。

 5月19日の日本ハム戦。有原航平が投じた外寄り低めの速球を逆らわずに弾き返すと、打球は札幌ドームの高いフェンスを超えてライトスタンドへ。今季第3号の先制2ランを放った。

 5月13日に今季第1号を打ってから、代打出場も含めて6試合で3発目。これまでプロ4年で放った通算本塁打(2本)を1週間で上回った。かねてから大きな期待を受けていた右の大砲候補が、その才能を開花させようとしている。


今年こそ一軍定着を…


 もともとブレイクの気配はあった。春のキャンプで首脳陣にアピールすると、オープン戦では16試合に出場して打率.368(44-17)をマーク。堂々の首位打者に輝いた。

 もちろん、開幕戦も「6番・一塁」でスタメン出場。プロ5年目にして初めての開幕一軍、開幕スタメン入りを果たしたが、プロの世界はそう甘くない。開幕戦で4打数無安打、2三振とほろ苦い成績に終わると、開幕2戦目は3打席凡退したところで代打を送られて交代。以降はスタメンから内田の名が消え、4月5日には二軍降格となってしまった。

 それでも、ファームでは格の違いを見せ、打率.314(86-27)、4本塁打、18打点の好成績。5月5日には再昇格を勝ち取る。昇格直後はなかなか結果が出なかったものの、スタメン出場した5月13日のオリックス戦の第4打席に今季初安打となる本塁打を放つとガラリ一変。つづく第5打席でも安打を放ち、5月17日のソフトバンク戦では本拠地初本塁打を右中間スタンドへ。1本目が出た5月13日以降は7試合で打率.286、3本塁打と軌道に乗りつつある。

 とはいえ、負傷離脱中のアマダーやベテランの今江年晶、今季は二塁の出場が増えている銀次など、ライバルの多い「一塁」というポジション。今年こそ一軍定着、そしてレギュラー奪取に向けて、この好調を維持していきたい。


オコエ、岩見ら新たな力に期待


 日本一となった2013年以来となるAクラス入りを果たし、今季はさらに上を目指して始まった楽天。ところが、開幕から投打が噛み合わない日々が続き、現在はまさかの最下位に沈んでいる。

 それでも、5月に入るとチーム状態は徐々に上向き。今月はここまで8勝7敗と1つ勝ち越しを作り、少しずつ勝率も回復してきた。その復調のキッカケこそ、内田をはじめとする若き力の台頭だ。

 内田が第3号本塁打を放った5月19日の試合。代走から途中出場したオコエ瑠偉は、7回に回ってきた打席でダメ押しの適時三塁打をマーク。代走や守備固めがメインでアピールするチャンスも少ない中、貴重な1打席で首脳陣にアピールした。

 さらに、5月18日には内田と同じ右の大砲候補であるドラフト2位ルーキー・岩見雅紀が一軍に昇格してきた。ここまで3試合・5打席でまだ結果が出ていないものの、ファームでは打率.316、5本塁打、19打点という好成績。まずは初安打、一軍でも活躍のキッカケとなる1本を放ちたいところだ。



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