● ロッテ 0 - 2 日本ハム ○
<11回戦・ZOZOマリン>
8回降雨コールドゲームの末、日本ハムが勝利。最後までひとりで投げ抜いた先発・上沢は、“8回完封”で5勝目(1敗)。悪天候でも集中力を切らさず、12球団トップだった防御率は1.18まで良化した。
前回5月16日の西武戦(東京ドーム)で、4年ぶりとなる完封勝利を挙げた上沢。この試合も安定感は変わらず、3回まで1安打投球。2点リードの4回に一死一、二塁のピンチを招いたが、4番角中を三ゴロに退けたあと、5番清田の大飛球は、中堅・西川が横っ飛びで好捕。バックも右腕を盛り立てた。
雨脚が強まってきた中盤以降も、上沢は快投を継続。2-0の8回は一死一、三塁のピンチを招いたが、1番荻野を見逃し三振に仕留めたあと、2番藤岡裕は左飛。最大のピンチを凌ぐと、グラブを力強く叩いた。
上沢は8回117球を投げ、5安打4奪三振無失点の熱投。これで3勝目を挙げた5月9日オリックス戦(京セラD大阪)の4回から、22イニング連続無失点とした。
打線は初回、「天候も不安定だし、早い回に点を取ってあげたかった」と語った4番中田が、先制となる適時打二塁打をマーク。4回には「うまく打ち返すことができた。1点でも多くほしいから、よかったよ」とコメントした5番レアードが、2点目となる8号ソロを左翼席へ運んだ。
ロッテは上沢を攻略できず、連勝は4でストップ。プロ初先発の有吉は、5回2失点で今季初黒星。試合は作ったが、打線の援護がなかった。