エンゼルスの大谷翔平

● ブルージェイズ 4 - 5 エンゼルス ○
<現地時間5月23日 ロジャース・センター>

 エンゼルスの大谷翔平選手が23日(日本時間24日)、敵地でのブルージェイズ戦に「5番・指名打者」で先発出場。2点を追う9回に同点となる2点適時打を中前へ運び、直後に逆転勝利を呼び込むメジャー初盗塁を決めた。

 ブルージェイズの先発は、2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得したサンチェス。大谷は0-0の2回、無死一塁の場面で右腕と相対し、1ボール2ストライク後の4球目に手を出し空振り三振に倒れた。

 0-1の4回は、一死無走者場面で四球出塁。0-2の5回は、二死一、二塁の好機で3度目の打席に入ったが、2ボール2ストライク後の6球目を打ち損じ、左飛に倒れた。7回も一死二塁の好機で4度目の打席に入ったが、代わったばかりの左腕・ロープの前に見逃し三振。この試合2つ目の三振を喫した。

 それでも1-3で迎えた9回、エンゼルスは2番トラウトから3者連続四球を選び、一死満塁の好機で大谷に打順が巡ってきた。相手の抑え右腕・クリッパードが投じた2球目の外角チェンジアップに手を出すと、バットを折られながらも打球は中前へ。これが2者を迎え入れる同点打となった。

 なおも一死一、三塁とチャンスは続き、大谷は続くシモンズの打席でがら空きの二塁へ。これが盗塁と認められ、メジャー初盗塁をマークした。そのシモンズも中前適時打で続き、二走・大谷は5点目のホームイン。エンゼルスは9回裏に1点を返されたが、相手の拙攻にも助けられ何とか逃げ切った。

 大谷は最終打席で起死回生打を放ち、4打数1安打2打点の成績。さらに1四球1得点1盗塁と記録し、打率は.308となった。

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