復帰まで2カ月の見込み
ソフトバンクは25日、ユリスベル・グラシアル内野手が『左第4指中節骨近位部骨折』と診断され、復帰まで2カ月を要する見込みであることを発表した。
今季からチームに加わった期待のキューバ人内野手。故障や枠の問題もあって一軍定着はならずも、ファームでは16試合の出場で打率.426、2本塁打と格の違いを見せつけ、5月18日から一軍復帰を果たす。すると、再昇格後は出場5試合中4試合で安打をマーク。代打の限られた出番でも結果を残しており、内川聖一が離脱中の打線で救世主としての期待が高まっていた。
ところが、25日に福岡市内の病院でレントゲン・CT検査を受けた結果、『左第4指中節骨近位部骨折』と診断。あすからリハビリ組に合流することが決まり、復帰までは2カ月を要する見込みだという。
日本一連覇を目指すチームは、ここまで22勝21敗の3位。故障者が多くなかなか波に乗り切れない中、大得意としている交流戦での浮上に期待がかかっていた矢先、またもアクシデントに見舞われてしまった。工藤公康監督はこの危機をいかにして乗り切るのか、今後の采配により一層の注目が集まる。