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第5打席は会心の当たりも、遊撃手正面
エンゼルス大谷翔平選手が現地時間26日(日本時間27日)、敵地でのヤンキース戦に「5番・指名打者」で先発出場。8回の第5打席に痛烈な当たりを放ったが、これが大谷シフトの正面を突く遊ゴロとなり、4打数無安打1四球の成績。通算打率は3割を切った。
次回の先発登板予定を変更となり、メジャー移籍後初めて5試合連続でスタメンに名を連ねた大谷。1-0で迎えた初回、二死三塁の場面で打席に入ると、前日に続き敵地ファンからブーイングを浴びた。
ヤンキースの先発は、今季ここまで3勝3敗、防御率5.48の右腕・グレイ。第1打席は2ボール2ストライク後のスライダーに手を出したが、バットを空を切り空振り三振に倒れた。
2度目の打席は1-4の3回、一死満塁の好機で訪れた。一発が出れば逆転となる場面だったが、ここでもボールをじっくりと見極め、押し出し四球をマーク。3試合ぶりの打点を記録し、エンゼルスは続くシモンズの中犠飛で3-4と1点差に迫った。
5回の第3打席は3球三振に倒れ、6回は4番プホルスの2点適時打で8-4となり、なおも無死一、三塁の好機で4度目の打席に入った。中継ぎ右腕・カンリーの5球目を叩いたが、打球は大谷シフトの網にかかり6-6-3と転送。この間に三塁走者が9点目となるホームを踏んだが、大谷はメジャー初の併殺打を記録した。
11-4の8回は、中継ぎ右腕のコールと対戦。ピッチャー返しの痛烈な打球を放ったが、ここも二塁ベース後方に守っていた遊撃・グレゴリアスに処理された。またしてもシフトに阻まれ、この試合は4打数無安打2三振、1四球1打点の成績。ヤンキースタジアムでは2試合連続無安打となり、打率は.297となった。
それでもチームは、2番トラウトの大活躍で11-4で勝利。主砲はキャリアハイとなる1試合5安打、11塁打と大暴れ。4回の逆転2ランは、リーグトップに並ぶ今季17本塁打目となった。