一昨日、パ・リーグ首位の西武に3連勝。その差をわずか1ゲームに縮めた2位・日本ハム。今日から始まるセ・パ交流戦に向けて弾みを付けましたが、好調のチームを支えるのが、パ・リーグ3位の打率3割5分2厘と活躍する近藤健介選手です。
一昨日の西武戦では「3番・指名打者」で先発出場。延長10回に2点タイムリーを放って勝利に貢献した近藤。今シーズンの目標は、「首位打者」のタイトル獲得ですが、もう一つ、ファンが期待しているのが、日本のプロ野球ではまだ誰も成し遂げていない、夢の「打率4割」です。
去年も開幕直後からヒットを量産。出場50試合目の時点で、打率4割7厘のハイアベレージをマーク。ところが、太ももの故障と、椎間板ヘルニアの手術のため、シーズン途中で戦線離脱。史上初の4割打者誕生は幻となりました。
去年は結局、シーズン終盤に復帰し、シーズン最後の7試合で17打数8安打の固め打ち。最終的に57試合に出場して、打率は4割1分3厘。規定打席には達しませんでしたが、「4割に最も近い男」と呼ばれました。
近藤が、高い打率を残せるようになったのは、一昨年味わった挫折が大きなきっかけでした。2015年、初めて規定打席に達し、パ・リーグ3位となる打率3割2分6厘をマークしながら、2016年は、ヒザの故障に悩まされ、規定打席に届かず、打率は2割6分5厘と急降下してしまいます。この不甲斐ない成績に発奮。自分自身を奮い立たせるため「首位打者獲得」という目標をあえて公言しました。
日本ハムでは、若手選手に「日誌」を書かせていますが、近藤は入団したときから目標設定の仕方が具体的で、頭で考えたことを文字にする能力が抜きんでていたそうです。これは大谷翔平も同じだったとか。
首位打者を獲るためには、何が必要なのかを自問自答。「甘いボールをしっかりとらえる」「フォアボールの数を増やしてもっと塁に出る」などクリアすべき課題も明確になり、去年のハイアベレージにつながったのです。
今シーズンも、途中欠場はありましたが、3割5分台の高い打率をマーク。交流戦中、セ・リーグの本拠地球場では指名打者が使えませんが、近藤は外野の守備につく予定です。今日から始まる交流戦、初戦の相手は巨人です。
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一昨日の西武戦では「3番・指名打者」で先発出場。延長10回に2点タイムリーを放って勝利に貢献した近藤。今シーズンの目標は、「首位打者」のタイトル獲得ですが、もう一つ、ファンが期待しているのが、日本のプロ野球ではまだ誰も成し遂げていない、夢の「打率4割」です。
去年も開幕直後からヒットを量産。出場50試合目の時点で、打率4割7厘のハイアベレージをマーク。ところが、太ももの故障と、椎間板ヘルニアの手術のため、シーズン途中で戦線離脱。史上初の4割打者誕生は幻となりました。
去年は結局、シーズン終盤に復帰し、シーズン最後の7試合で17打数8安打の固め打ち。最終的に57試合に出場して、打率は4割1分3厘。規定打席には達しませんでしたが、「4割に最も近い男」と呼ばれました。
近藤が、高い打率を残せるようになったのは、一昨年味わった挫折が大きなきっかけでした。2015年、初めて規定打席に達し、パ・リーグ3位となる打率3割2分6厘をマークしながら、2016年は、ヒザの故障に悩まされ、規定打席に届かず、打率は2割6分5厘と急降下してしまいます。この不甲斐ない成績に発奮。自分自身を奮い立たせるため「首位打者獲得」という目標をあえて公言しました。
日本ハムでは、若手選手に「日誌」を書かせていますが、近藤は入団したときから目標設定の仕方が具体的で、頭で考えたことを文字にする能力が抜きんでていたそうです。これは大谷翔平も同じだったとか。
首位打者を獲るためには、何が必要なのかを自問自答。「甘いボールをしっかりとらえる」「フォアボールの数を増やしてもっと塁に出る」などクリアすべき課題も明確になり、去年のハイアベレージにつながったのです。
今シーズンも、途中欠場はありましたが、3割5分台の高い打率をマーク。交流戦中、セ・リーグの本拠地球場では指名打者が使えませんが、近藤は外野の守備につく予定です。今日から始まる交流戦、初戦の相手は巨人です。
5月29日(火) 飯田浩司のOK! Cozy up!「スポーツアナザーストーリー」
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