「右臀部の張り」のため2回途中で降板した前田健太(背番号18)

● ドジャース 1 - 6 フィリーズ ○
<現地時間5月29日 ドジャー・スタジアム>

 ドジャース前田健太投手が29日(日本時間30日)、本拠地でのフィリーズ戦に先発登板。「右臀部の張り」のため2回途中に緊急降板し、1回2/3、3安打2失点の成績で今季4敗目(4勝)を喫した。

 2戦連続無失点勝利中と好投な前田。初回は先頭打者に二塁打を許すなど二死一、二塁のピンチを招いたが、5番アルテールを空振り三振に仕留めガッツポーズを見せた。

 しかし2回、先頭の6番ウイリアムスに右翼席への先制弾を浴び、3試合ぶりに失点した。一死後、8番アルファロに二塁打を浴びたあと、前田の異変を察したロバーツ監督らがマウンドに集まった。状態を確認し、一度は続投したが、9番アリエッタを見逃し三振に仕留めたあと、再び監督とトレーナーがマウンドへ向かい、投手交代を決断した。

 一度は続投を志願した前田だったが、2回途中で無念の緊急降板。その後、降板理由が「右臀部の張り」であることが球団から発表された。ドジャースは、二死二塁の場面で登板した2番手・アレクサンダーが、二死満塁とピンチを広げたあと2点適時打を許した。前田は1回2/3で38球を投げ、3安打2奪三振2失点の内容。防御率は3.61となった。

 反撃したいドジャース打線だったが、フィリーズの先発右腕・アリエッタの前に7回まで無得点。8回に2番手・ネリスから1点を返したが、反撃が遅く7回無失点と好投したアリエッタに5勝目(2敗)を許した。

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