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両リーグとも“即戦力左腕”がリード?2018年の新人王レース

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セはDeNAがカギ?


 開幕から2カ月が経過し、ペナントの行方を左右する交流戦に突入したプロ野球。期待以上の活躍を見せる選手もいれば、思わぬ不調に陥っている選手も出てきているが、そのなかで今回は“新たな力”に注目。新人王レースを繰り広げるルーキーたちのここまでを振り返ってみたい。(※ここでのルーキーは2年目以上の新人王有資格者も含む)


 まずはセ・リーグ。ここまで快調に飛ばしているのが、DeNAのドラフト1位左腕・東克樹だ。

 即戦力の評判に違わぬ投球で開幕ローテーションの一角を任されると、ここまでチームトップタイの4勝(2敗)をマーク。防御率2.07はリーグ3位という堂々たる成績を残している。

 チームでは石田健大や今永昇太、そして昨年の浜口遥大と大卒左腕の奮闘ぶりが目立っているが、先輩たちはいずれも新人王のタイトルには手が届かなかった。東はその名誉を手中に収めることができるか。まずはケガをせずにシーズンを走り抜き、2ケタ10勝というところが目標となる。

 また、その東と並ぶチームトップタイの4勝を挙げているのが、高卒2年目の19歳・京山将弥である。

 新人王の資格を持つ若き右腕は、球団初のデビュー3連勝という鮮烈なインパクトを残すと、以降は登録抹消もありながら6試合で4勝(1敗)を記録。防御率こそ5.53と褒められた数字ではないが、先発陣に故障者が相次いだ4月のチームを救った。

 まずは自チームのライバルと切磋琢磨して、その先のタイトルへ…。今年の新人王レースは、DeNAが大きなカギを握りそうだ。

【セ・リーグ主な有資格者】
<投手>
・東 克樹(DeNA)
9試(61.0回) 4勝2敗 防2.07

・京山将弥(DeNA)
6試(27.2回) 4勝1敗 防5.53

・高橋遥人(阪神)
5試(30.0回) 2勝2敗 防3.30

・中尾 輝(ヤクルト)
24試(25.2回) 4勝1敗5ホールド 防2.45

・アドゥワ誠(広島)
21試(26.2回) 1勝0敗3ホールド 防2.70

・鈴木博志(中日)
23試(22.1回) 3勝2敗9ホールド 防3.63

<野手>
・吉川尚輝(巨人)
50試 率.230(191-44) 本1 点11 盗6

・神里和毅(DeNA)
42試 率.254(122-31) 本2 点7 盗11

・植田 海(阪神)
38試 率.247(97-24) 本0 点0 盗11


パも即戦力左腕が好スタート


 一方のパ・リーグも、期待の即戦力左腕が良いスタートを切った。オリックスの田嶋大樹である。

 オリックスが長年苦しんだクジ引きに勝ち、西武との競合の末に獲得した社会人No.1左腕。前評判通り開幕ローテーション入りを果たすと、ここまで8試合の登板で5勝2敗、防御率3.09と好投を見せている。

 こちらも昨季は山岡泰輔が好成績を収めるも、西武の源田壮亮との比較では相手が悪かった。同じ“高卒社会人”の“即戦力”として、先輩のリベンジを果たしたい。


 パの対抗馬は野手から。昨季の新人王・源田の後輩にあたるトヨタ自動車出身の遊撃手、ロッテの藤岡裕大の名前を挙げる。

 今季は開幕から全試合で遊撃スタメンを張り、ここまで50試合で打率.257、3本塁打をマーク。昨季はなかなか固定できなかったチームの弱点を埋め、不動のレギュラーへの道を歩み始めている。

 昨季と同じ「オリックスの即戦力ドラ1」vs.「トヨタ自動車出身内野手」という構図で進んでいくのか。パ・リーグの新人王争いも目が離せない。

【パ・リーグ主な有資格者】
<投手>
・田嶋大樹(オリックス)
8試(46.2回) 5勝2敗 防3.09

・加治屋蓮(ソフトバンク)
25試(21.2回) 1勝0敗7ホールド 防1.66

・沢田圭佑(オリックス)
19試(20.0回) 2勝0敗1ホールド 防1.80

・西村天裕(日本ハム)
22試(18.2回) 1勝1敗8ホールド 防2.41

・玉井大翔(日本ハム)
18試(18.2回) 1勝1敗2ホールド 防1.93

・山本由伸(オリックス)
18試(18.0回) 2勝0敗9ホールド 防1.50

<野手>
・藤岡裕大(ロッテ)
50試 率.257(187-48) 本3 点21 盗5


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