ここ2戦期待を裏切る投球が続いた広島・中村祐太(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 苦しむセ2連覇王者

 5月29日にスタートした交流戦も3カードが終わり、ちょうど折り返し地点。今年もパ・リーグが29勝20敗と勝ち星でリードしており、通算成績もパの1010勝-セの892勝(55分)。その差はさらに広がっている。

 順位表を見てもその勢いの差というのは顕著で、勝率トップは7勝1敗のヤクルトとなっているものの、以下の2位から6位まではすべてパ・リーグのチーム。6位までが勝率5割以上、貯金を作っているのに対し、いわゆる“ボトムハーフ”にあたる7位以下は負け越しを2以上作ってしまっている。

 なかでも意外だったのは広島の苦戦だろう。セ・リーグ2連覇王者は昨年の交流戦で12勝6敗と奮闘。当該成績の関係で交流戦1位のタイトルはソフトバンクに譲ったものの、勝率ではタイの成績を残していた。

 今季もその強さはセ・リーグのなかで際立っており、首位を快走したまま交流戦に突入。今年こそパ・リーグの面々に一泡吹かせることができるのでは…という期待も高まっていた。ところが、前半の8試合(※1試合中止)を終えた段階で3勝5敗の7位。交流戦におけるチーム打率は.288と打線は好調な一方、チーム防御率6.08は12球団ワースト。特に先発陣が早めに崩れるシーンが多々見られ、苦しい戦いを強いられている。

◆ 交流戦のトラウマが…

 もともと交流戦は“鬼門”だった広島。18試合制になった2015年を9勝9敗の5割で乗り切ると、以降は11勝6敗1分、12勝6敗と勝ち越し、ここ2年はリーグ優勝まで突っ走ったものの、交流戦の通算成績は今季の3勝5敗を含めて140勝175敗11分。通算の勝率.444はDeNAに次ぐワースト2位という数字なのだ。

 思えば2014年、春先から好調だったチームは27勝15敗の好成績を残し、リーグ首位で交流戦に突入。「今年はいける」とファンは期待を抱いていたが、苦手の交流戦を克服することができず、9勝15敗の大ブレーキ。交流戦最下位に沈み、リーグ首位の座も巨人に明け渡した。

 リーグ戦再開後は立て直し、最後まで巨人や阪神と優勝争いを演じたものの、最終的にはリーグ3位でシーズン終了。“鬼門”の交流戦で負った痛手が最後まで響く結果となってしまった。

 幸いなことに今年もセ・リーグのチームが軒並み負け越しているため、リーグ内の順位は依然として首位のまま。リーグで唯一貯金を保っており、2位とのゲーム差も「5」とまだ多少の余裕はある。

 ただし、このまま負け続けるようでは2014年の悪夢ふたたび…ということにもなりかねない。特にここ2戦続けて序盤に試合を壊してしまった中村祐太や、失点こそ目立って多くないものの早めの降板が目立つ岡田明丈など、若き先発陣に復調のキッカケがほしいところ。

 リーグ制覇を果たしたここ2年は、いずれも交流戦で弾みをつけてペナントレースを走り抜いている。球団初の3連覇に向けて、今が踏ん張りどころだ。

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ベースボールキング編集部

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