梅雨入りで中止ラッシュ
朝から広い範囲でどんよりとした天候になった6月6日の水曜日。気象庁は関東甲信から東海、近畿地方の梅雨入りを発表した。
ファームの試合も続々と中止が発表され、雨が降る中はじまった鎌ヶ谷の試合も4回途中でノーゲームに。ナイターで行われる一軍の試合にも不安が広がっていたが、屋根のない会場で予定されていた4試合のうち、甲子園と神宮、横浜の3会場が試合前に中止となっている。
天気には逆らえないとはいえ、気になってくるのが今後の日程。特にDeNAは交流戦の折り返し地点を前にして早くも2試合目の中止となっており、今後の空模様によっては終盤の日程がどんどん厳しいものになっていく。
【交流戦・中止試合】
・5月30日 DeNA-楽天(横浜)
・6月5日 広島-日本ハム(マツダ)
・6月6日 阪神-オリックス(甲子園)
・6月6日 ヤクルト-ソフトバンク(神宮)
・6月6日 DeNA-西武(横浜)
終わらない交流戦…?
上述の通り、現在行われているカードまででようやく折り返しを迎える交流戦。残り試合のうち、天気の影響を受ける“屋外開催”の試合がどれだけ残っているのかを以下にまとめてみた。
【交流戦・今後の屋外開催】
▼ 神宮
・6月7日:ヤクルト-ソフトバンク
・6月8日~10日:ヤクルト-オリックス
▼ 横浜
・6月7日:DeNA-西武
・6月8日~10日:DeNA-日本ハム
▼ 甲子園
・6月7日:阪神-オリックス
・6月8日~10日:阪神-ロッテ
▼ マツダスタジアム
・6月7日:広島-日本ハム
・6月8日~10日:広島-楽天
▼ 楽天生命パーク
・6月12日~14日:楽天-中日
・6月15日~17日:楽天-阪神
▼ ZOZOマリン
・6月12日~14日:ロッテ-DeNA
・6月15日~17日:ロッテ-巨人
▼ 県営大宮
・6月12日:西武-ヤクルト
ここまで2つの中止があるDeNAは、週末にも横浜スタジアムでの3連戦が組まれており、さらに残るパ・リーグ主催の2カードのうちのひとつがZOZOマリンでの対ロッテ3連戦。今後も中止の不安がつきまとう戦いを多く残している。
ちなみに、6月8日~10日に行われる日本ハムとの3連戦だけ11日(月)が予備日として設定されており、残りの試合の振り替えはリーグ戦再開前の18日~21日に消化することになる。楽天戦と西武戦の2試合は確定として、さらに中止が増えれば増えるほど、他のチームよりも長く交流戦を戦わなければならないというわけだ。
ここでは現時点でもっとも中止の多いDeNAにスポットを当てたが、屋外球場での試合を残しているチームであればどのチームも他人事ではない。これから最高勝率争いやMVP争いに注目が集まるところであるが、まずは「試合が行えるか否か」に関心が集まりそうだ。