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交流戦好調のヤクルト 今こそ待たれる“若手の奮起”

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6連勝で交流戦首位に浮上したヤクルト(C)KYODO NEWS IMAGES

6連勝で交流戦首位!


 プロ野球も開幕から2カ月が過ぎ、序盤戦の山場であるセ・パ交流戦に突入。7日の試合が3カード目の最終戦となり、いよいよ折り返しを迎える。

 今年もここまでパ・リーグが26勝17敗と優勢。順位表を見ても2位から6位までをパのチームが占めているのだが、そんな中で交流戦の首位に立っているのがセ・リーグ5位のヤクルトだ。

 交流戦初戦こそロッテ・石川歩に抑え込まれたが、2戦目から破竹の6連勝。5日には、それまで交流戦無敗だったソフトバンク相手に12得点を挙げて勝利。交流戦成績を6勝1敗としてソフトバンクと勝率で並び、当該成績で上回って交流戦首位に浮上した。

 また、交流戦開幕時はリーグ順位も最下位だったが、この6連勝で5位に浮上。同リーグの各チームが勝率5割を下回り、今年も苦戦を強いられている中、2位のDeNAまでも1ゲーム差と一気に上位進出が伺える位置まで来た。


頼れるベテランの奮闘


 好調なチームを支えているのが、ベテラン勢の奮闘。なかでも首位打者争いを演じている坂口智隆をはじめ、主砲のウラディミール・バレンティン、そして交流戦に入って好調な雄平、大引啓次といった“1984年生まれ”の選手たちだ。

 核弾頭としてチームを牽引していた山田哲人が交流戦開幕から5試合連続で無安打と苦しんだ中、大引が交流戦に入って7試合で打率.435と絶好調。雄平も途中出場がありながら6試合で打率.353、4打点と調子上向き。打線に厚みをもたらしている。

 加えて、1982年生まれの青木宣親も交流戦は7試合で打率.333、1本塁打、7打点と絶大な存在感を発揮。ここに畠山和洋と川端慎吾が戻ってきた現在の布陣は、圧倒的な破壊力を誇るパ・リーグ勢にとっても脅威だろう。


求められる若手の奮起


 しかし、ここに来て結果が出ている点では喜ばしい半面、現状を手放しで喜ぶことはできないという見方もある。

 今季の開幕スタメンを振り返ってみると、2番には大卒3年目の山崎晃大朗が入っており、遊撃のポジションには高卒3年目の21歳・広岡大志が入っていた。期待の若手がチャンスを掴みかけていたのだ。ところが、彼らは結果が残せずに二軍落ちとなり、以降も様々な選手が一軍の舞台に上がりながらも定着できずにファームへと戻っていった。

 ポジションが空くのを待っていては、チームは強くならない。ベテラン勢が元気な時こそ、それを脅かすような若手の勢いが必要なのだ。

 好調なチームにさらなる上昇気流をもたらす新星は現れるのか。交流戦後半は若手の奮起に期待したい。



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