親子で野球に触れ合う機会を…
西武は9日、埼玉県和光市の和光樹林公園で『親子野球体験イベント』を開催した。
「小・中学生たちが“野球・ソフトボール”とふれあうきっかけを創出し、スポーツへの積極的な参加を促す」という目的のもと、2017年の4月にスタートした「PLAY-BALL!埼玉」プロジェクトの一環として開催されている当イベント。この日は西武の球団OBでライオンズアカデミーのコーチも務める石井丈裕さんと平尾博嗣さんに加え、女子プロ野球・埼玉アストライアから大山唯コーチ、前田桜茄選手、田口紗帆選手、泉由有樹選手の計6名が参加した。
今回は年長から小学4年生とその保護者・約80名がイベントに参加。捕る、投げる、打つといった基本的なプレーから、簡単なゲーム形式の“野球あそび”を通じて、親子で野球・ソフトボールの楽しさに触れる機会が設けられた。
コメント
▼ 石井丈裕氏
自分自身もすごく楽しかったですし、
参加していただいた親子の皆さんも純粋に楽しんでくれてうれしい。
今日のイベントをきっかけに、ボール遊びの楽しさを伝えられたら。
このような活動をどんどん広げていって、
一人でも多くの子どもたちが興味を持って
(野球やソフトボールを)続けていってくれたらうれしいです。
▼ 平尾博嗣氏
埼玉のスポーツに関わる人たちで、
こういう活動をやっていけば盛り上がると思う。
一人でも多く、まず野球に興味を持ってもらう。
野球選手ってすごいなとか、
野球場って楽しいんだ、というのがはじめだと思うので、
そのためにできることをこれからもやっていきたい。
▼ イベント担当者
野球と聞くと、用具をそろえたり、(始めるのが)難しく感じるかもしれない。
しかし、キャッチボールも一つの野球。
親子でコミュニケーションをとりながら、
今日のイベントをきっかけにやってほしいです。
また、ライオンズだけではなく、埼玉県のチームが手を取り合って、
ボール遊びのできる環境をもっと増やしていきたいです。
「PLAY-BALL!埼玉」とは…
埼玉県内に本拠地を置く野球・ソフトボールの球団・団体である
埼玉西武ライオンズ、埼玉アストライア、
戸田中央総合病院メディックス、武蔵ヒートベアーズの4球団による連携事業で、
埼玉県内の小・中学生のなかで野球・ソフトボールの競技者数が
過去5年間で約15万人も減少していることに危機感を持った各チームが、
もっと多くの小・中学生に野球・ソフトボールを楽しんでもらいたい
という想いがきっかけで2017年4月にスタートしました。
現在の小中学生の体力は30年前と比べると低下しており、
特にソフトボール投げは全国の男子で約6メートル、
全国の女子で約4メートルも短くなっており、
埼玉県は全国で45位というデータがあります。
これには生活習慣の変化が一因としてあげられますが、
キャッチボール禁止の公園が増え、キャッチボールや三角ベースボールなどの
ボール遊びができなくなってきているということも要因の一つと考えられます。
環境の変化で、公園や校庭などで自由に野球遊びができなくなった小・中学生たちへ
“野球・ソフトボール”とふれあうきっかけを創出し、
スポーツへの積極的な参加を促すプログラムを現在実施しています。
※リリースより抜粋