ニュース 2018.06.12. 23:30

西武OBが“先生たちを指導” 『体育実技指導者講習会』に講師派遣

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『埼玉県小学校体育実技指導者講習会』に西武OBの石井丈裕氏、吉見太一氏が参加 [写真提供=埼玉西武ライオンズ]

「ぜひ野球やボール遊びの楽しさを伝えてもらえたら」


 西武は12日、『埼玉県小学校体育実技指導者講習会』に講師を派遣する“野球振興活動”を行った。

 「小・中学生たちが“野球・ソフトボール”とふれあうきっかけを創出し、スポーツへの積極的な参加を促す」という目的のもと、2017年の4月にスタートした「PLAY-BALL!埼玉」プロジェクト。今回はその一環として、西武とBCリーグ・武蔵ヒートベアーズが埼玉県教育委員会主催の『平成30年度小学校体育実技指導者講習会』に講師を派遣。打つ・捕る・投げるなどの基本からゲーム形式などの体育授業に関わる実技指導が行われた。

 西武からはアカデミーのコーチを務める球団OBの石井丈裕氏と吉見太一氏が参加。武蔵ヒートベアーズからは宮森健太選手、牧口良秀選手の2人が参加し、小学校教員約60名に対して野球の基本・基礎(捕る・投げる・打つ)に関する指導法や、ゲーム形式での教え方を伝授した。

 小学校2年生を受け持つ小山諒先生は「教えてもらった打ち方や投げ方で私自身もうまくでき、楽しむことができました。休み時間などの時間も使って、子どもたちと一緒に野球やボール遊びをしたいと思います」とコメント。コーチとして指導を行った石井丈裕氏は「“先生自身も楽しんで”教えることが大事だと思います!」とアドバイスを送りつつ、「ぜひ野球やボール遊びの楽しさを伝えてもらえたら嬉しいです」と語った。



コメント


▼ 石井丈裕コーチ
今は子どもたちにとってスポーツの選択肢増えている中で、
先生たちにはぜひ野球やボール遊びの楽しさを伝えてもらえたら嬉しいです。
女性の先生も参加していただいたので、男の子はもちろん、
女の子にも野球やボール遊びを好きになってくれるきっかけになったら良いですね。
とにかく“先生自身も楽しんで”教えることが大事だと思います!


▼ 吉見太一コーチ
野球人口は減っていると言われていますが、
とても楽しいスポーツだと思います。
1人でも多くの子どもたちにこの楽しさを感じてもらい、
野球をする人が増えていけば僕たちも嬉しいですね!


▼ 小山諒さん(小学校2年生の担任)
今日教えてもらった打ち方や投げ方で
私自身もうまくでき、楽しむことができました。
休み時間などの時間も使って、
子どもたちと一緒に野球やボール遊びをしたいと思います!


講師プロフィール


▼ 石井丈裕(いしい・たけひろ)
高い制球力が特徴の安定したピッチングを武器に
先発として西武黄金時代の終盤を支えた投手。
1992年にはライオンズの投手として初めて沢村賞を獲得した。

[球歴]
早稲田実業高-法政大-プリンスホテル
西武(1989~1997)
日本ハム(1998~1999)
声宝太陽隊・誠泰太陽隊(コーチ兼任2000~2001、監督2002)
ロッテジャイアンツ・投手コーチ(2003)
西武・投手コーチ(2004~2009)
西武・編成(2010)
西武・投手コーチ(2011、2014)
ライオンズアカデミーコーチ(2012~2013、2015~)


▼ 吉見太一(よしみ・たいち)
学生時代から捕手として強い肩と高いレベルの守備に定評があった。
現役引退後はブルペン捕手として多くの投手の球を受けてきた。
2017年のWBCでは日本代表のブルペン捕手も務める。

[球歴]
京都成章高-立命館大-サンワード貿易
西武(2006~2010)
ライオンズアカデミーコーチ(2018~)


「PLAY-BALL!埼玉」とは…


埼玉県内に本拠地を置く野球・ソフトボールの球団・団体である
埼玉西武ライオンズ、埼玉アストライア、
戸田中央総合病院メディックス、武蔵ヒートベアーズの4球団による連携事業で、
埼玉県内の小・中学生のなかで野球・ソフトボールの競技者数が
過去5年間で約15万人も減少していることに危機感を持った各チームが、
もっと多くの小・中学生に野球・ソフトボールを楽しんでもらいたい
という想いがきっかけで2017年4月にスタートしました。

現在の小中学生の体力は30年前と比べると低下しており、
特にソフトボール投げは全国の男子で約6メートル、
全国の女子で約4メートルも短くなっており、
埼玉県は全国で45位というデータがあります。
これには生活習慣の変化が一因としてあげられますが、
キャッチボール禁止の公園が増え、キャッチボールや三角ベースボールなどの
ボール遊びができなくなってきているということも要因の一つと考えられます。

環境の変化で、公園や校庭などで自由に野球遊びができなくなった小・中学生たちへ
“野球・ソフトボール”とふれあうきっかけを創出し、
スポーツへの積極的な参加を促すプログラムを現在実施しています。

※リリースより抜粋



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