今井達也
西武・今井達也 (C) Kyodo News

◆ 大舞台でこそ力を発揮!?

 交流戦で首位を直走る好調・ヤクルト相手に6回1失点と試合を作った高卒2年目の西武・今井達也が、プロ初登板で初白星を手にした。

 試合後、2年目ながら球団では松坂大輔以来19年ぶりとなる高卒初登板初勝利を飾った今井について、辻発彦監督は開口一番「見事でした」と語り、目を細めた。

 「あまり緊張はしなかった。良い緊張感の中で試合に入れた」と振り返った今井は、初回に先頭の荒木を簡単に追い込みながら7球を要しつつ、最後は外角のスライダーで見逃しの三振。「緊張感はあまりなかった」「マウンド上では楽しんで投げられた」という言葉通りの落ち着いたマウンド捌きで強力ヤクルト打線に自分たちのスイングさせなかった。

 これには指揮官も、「バタバタせず、力が入っているようには見えなかった。非常に落ち着いていた」と評価。「ファームでは球も暴れていたけど。彼の特徴というか、大舞台が意外と落ち着かせてくれたのか。見事なピッチングでした」と甲子園の優勝投手に賛辞を送った。これには、土肥ピッチングコーチも「大舞台になれている」と同意見。その上で「(ピンチの時に)スイッチを入れるタイミングを知っている。それは教えてできるものでもない」との見解を示し、3回、4回と続いたピンチを「自信のあるボール」だというストレートで切り抜け、エースとしての資質を垣間見せた。

 その後、味方のエラーなども重なり3回に1点を失ったが、4回裏に外崎とメヒアの連発で逆転。最終的には6回(112球)1失点で中継ぎ陣にマウンドを託した。やや余力を残したなかでの交代に、辻監督は「もう1回いってほしかったし、本人も行けますといっていたけどね(笑)」とコメント。それでも「成功体験として次につなげてもらいたかった」と語った土肥コーチの思いもあり、6回でお役御免となった。

 試合後、辻監督は「次も当然ローテーションで投げさせます」と合格点を与え、交流戦以降も今井を起用していく考えを明言。今井も「得点力があるチームに甘んじず、今後もゼロにこだわって勝ち続けたい」と次回登板に向けて意気込んだ。

【今井の投球内容】
・投球回:6回
・投球数:112球
・被安打:5本
・与四球:2個
・奪三振:6個
・失 点:1点(自責0点)

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