本拠地でのカブス戦に先発登板したドジャースの前田健太

○ ドジャース 2 - 1 カブス ●
<現地時間6月25日 ドジャー・スタジアム>

 ドジャース前田健太投手が現地時間25日(日本時間26日)、本拠地でのカブス戦に先発登板。7回3安打9奪三振無失点の快投を見せ、復帰後初勝利となる今季5勝目(4敗)を手にした。

 右股関節痛から復帰後、2戦未勝利の前田。初回は二死から四球を与えものの、危なげなく無失点スタート。2回表は3つのアウトをすべて三振で奪い、その裏、ドジャースは7番ヘルナンデスの13号ソロで先制した。

 3回、4回は、テンポよく3者凡退に抑えた前田。1-0の5回は、先頭の6番シュワバー、続くハップに連打を許し無死一、二塁のピンチ。だが、送りバントを試みた8番ジメネスの打球は捕手への小フライとなり、飛び出していた二塁走者・ハップが帰塁できず併殺。ピンチが一転、二死一塁に変わり、前田は続く代打・ラステラを二ゴロに退け勝利投手の権利を得た。

 制球、テンポとも申し分ない前田は、6回も3番ゾブリストを見逃し三振に仕留めるなど3者凡退。7回はバエスを3打席連続空振り三振に退けるなど、終盤に入っても球威が落ちることはなかった。

 前田は7回を終え84球だったが、ロバーツ監督は1-0の8回から継投策を選択。その8回表、2番手のアレクサンダーがいきなり無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を併殺などで退け1点リードを守った。

 8回裏、ドジャースは代打・テイラーの9号ソロで2点目。9回は守護神・ジャンセンが20セーブ目で締め、5勝目を手にした前田の防御率は3.44となった。

 ドジャースは6月に入り3度目の4連勝。月間16勝5敗と調子を上げ、同地区首位のダイヤモンドバックスに1.5ゲーム差に迫った。

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