ロッテの石川歩(C)KYODO NEWS IMAGES

○ ロッテ 4 - 1 楽天 ●
<7回戦・ZOZOマリン>

 ロッテの石川歩投手が、9回途中8安打1失点の好投。2年ぶりの完封こそ逃したが、自身6連勝でリーグトップタイの9勝目(3敗)を挙げた。

 石川は初回、二死から3番島内に二塁打を許すも、続く今江を左飛に退けた。2回も二死から内野安打を許したが、3回以降は2イニング連続の3者凡退。すると打線が、4回に4番角中の中犠飛で先制、5回は1番荻野の2点適時二塁打などで3点を加えた。

 石川は中盤以降も危なげない投球を続け、今季初完封をかけ9回も続投。しかし一死後、自らのベースカバー遅れもあり一塁内野安打を許すと、続く4番今江、5番銀次に連打を浴び、1点を失い降板した。

 なおも一死一、二塁とピンチは続いたが、最後は内が締め16セーブ目。石川は8回1/3、8安打6奪三振1失点の好投で9勝目を手にした。

 石川はお立ち台で「ナイスピッチングでした」とマイクを向けられるも、「自分はそうは思いません」とキッパリ。その理由を「序盤はちょっともたもたしましたし、最後もしっかり投げ切らないといけない」と反省の弁を並べた。

 自身6連勝については、「試合中に修正できていることが一番大きい」と右腕。これで6月は4戦4勝となり、計27回1/3を投げ、防御率は驚異の0.99。月間MVPへまた一歩近づいた。

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