○ 西武 14 － 11 オリックス ●
＜11回戦・メットライフ＞

　西武が今季最多の18安打14得点で勝利。昨年急死した、森慎二投手コーチの命日に白星を捧げた。

　西武は先制された直後の1回裏、3番浅村の中前適時打で同点。さらに二死二、三塁と好機は続き、6番外崎が逆転となる2点適時打を右前へ運んだ。2回以降は1番秋山の12号2ラン、5番森の8号2ラン、8番メヒアの5号ソロなど、一発攻勢で加点。3点差に迫られた6回には、3番浅村、4番山川、5番森、6番外崎の4連続適時打で、13－5と再び突き放した。

　森は一発を含むチーム最多の4安打を放ち、計3打点をマーク。試合後はお立ち台に上がり、森コーチの命日に関して「試合前からウイニングボールを取っておいてほしいという話があった。今日は絶対に勝ちたいという気持ちで試合に臨みました」と話した。

　先発の多和田は6回5失点。序盤からピリッとしない内容だったが、打線の援護を受けシーズン自身最多となる8勝目（3敗）を手にした。

　9点リードの9回、一軍に再昇格したワグナーが6点を失ったが、最後は平井が締め勝利。チーム一丸で、森コーチに勝利を届けた。