上沢は今季の西武戦、完封含む11回1/3無失点
ソフトバンク、オリックス、ロッテの3球団が同率3位で並び、6位の楽天を除く5チームが3位以内に収まっている混戦パ・リーグ。1位の西武、2位の日本ハムも1ゲーム差と競っており、本日から変則的な首位攻防2連戦(3日札幌、5日函館)が行われる。
大谷、増井ら主力が抜けながらも、今季ここまで41勝32敗で2位につける日本ハム。若手と新外国人を上手くマッチさせながら、下馬評を覆す戦いを見せている。
投手陣では、上沢が新エースへと成長。右腕は前回6月26日のソフトバンク戦(那覇)で、圧巻の2安打完封を披露。完封劇は早くも今季3度目で、ここまで7勝2敗、防御率はリーグ2位の2.04をマーク。初のオールスター出場も決まった。
日本ハムは本日の首位攻防初戦に上沢を投入。4月17日の今季初対戦(東京ドーム)は危険球により3回途中で退場したが、5月16日の対戦(東京ドーム)では、9回4安打9奪三振で完封勝利。今季の西武戦は、11回1/3を投げ無失点だ。
西武は依然、首位をキープしているものの、6月は11勝11敗1分の5割で終えた。不安は投手陣。特にブルペン陣の脆弱ぶりは顕著で、6月28日のオリックス戦(メットライフ)から、4試合連続で失点が7を越えている。
本日の首位攻防戦に先発するのは、ここまで4勝6敗、防御率3.36の十亀。今季は打線と噛み合わない試合が多く、日本ハム戦も対戦防御率は3.00だが、0勝2敗と白星がない。前回対戦(5月16日)も上沢と投げ合い、7回途中1失点(自責0)ながら、打線が上沢の前に沈黙。今回こそ、打線が援護してほしいところだ。
前半戦の山場とも言える1位と2位の変則2連戦。首位争いの裏で、3位を巡る戦いからも目が離せない。3日の試合予定と予告先発投手は以下の通り。
【3日の試合予定】
日本ハム(上沢直之) - 西武(十亀剣)
<札幌ドーム 18時00分>
・最近5試合の成績
日(2位):○○●○●
西(1位):△○●●○
楽天(古川侑利) - ソフトバンク(千賀滉大)
<弘前 18時00分>
・最近5試合の成績
楽(6位):●●○○●
ソ(3位):●●○●●
オリックス(アルバース) - ロッテ(石川歩)
<京セラD大阪 18時00分>
・最近5試合の成績
オ(3位):△●○●○
ロ(3位):○○●○○