リリーフ陣の救世主となるか
DeNAは4日、入団テストを受けていた中後悠平投手と2018年シーズンの選手契約を結ぶことで合意に至ったことを発表した。
中後は1989年生まれの28歳左腕。近畿大から2011年のドラフト2位でロッテに入団すると、“千手観音投法”と評されたその変則的なフォームを武器に1年目から活躍。27試合の登板で2勝負けなしの5ホールド、防御率4.87という成績を残した。
しかし、2年目以降は故障や制球難に苦しみ、初めて一軍登板ゼロに終わった2015年のオフに自由契約に。BCリーグ・武蔵ヒートベアーズへの入団が決まるも、その変則的な投球フォームがアメリカ球界の関係者の目に留まり、一転してメジャー挑戦の流れへ。2016年にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、戦いの場をアメリカに移した。
メジャーのスプリングトレーニングに招待されることはあったものの、3シーズンの挑戦で念願のメジャー昇格は果たせず。日本に戻ってDeNAの入団テストを受験していた。
DeNAはリリーフ陣が開幕からフル回転で登板してきただけに、そろそろ疲れが見えてくるところ。久々のNPB復帰となる苦労人左腕は、そんなチームの救世主となれるだろうか。
中後悠平・プロフィール
ポジション:投手出身地:大阪府
生年月日:1989年9月17日(28歳)
身長・体重:183センチ・72キロ
投打:左投左打
[経歴]
・近畿大学附属新宮高
・近畿大
・ロッテ(2012~2015)
・武蔵ヒートベアーズ(2016)
・ダイヤモンドバックス傘下マイナー(2016~2018)
・DeNA(2018~)