快足活かし先制&逆転のホームイン
エンゼルスの大谷翔平選手が現地時間4日(日本時間5日)、敵地でのマリナーズ戦に「6番・指名打者」で先発出場。4回の第2打席に、復帰後初安打となる痛烈な右前打を放った。
大谷は0-0の2回、二死無走者の場面で第1打席に入り、捕手のミットにスイングが当たる打撃妨害で出塁した。続くバルブエナが左翼線への適時二塁打を放ち、大谷は一塁から長躯ホームイン。復帰後初得点を記録した。
1-2で迎えた4回は、無死二塁の好機で2度目の打席。マリナーズ先発・リークの初球を叩くと、痛烈な打球は一、二塁間を突破し、これが復帰後初安打となる右前打となった。無死一、三塁としたエンゼルスは、続くバルブエナの中前適時打で2-2の同点。さらに、二死から1番カルフーンも中前適時打を放ち、二塁走者の大谷が勝ち越しのホームを踏んだ。
大谷は6月6日(同7日)の先発登板後、右肘内側側副靱帯損傷のため故障者リスト入り。再検査の結果、靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)の必要はないと診断され、まずは打者として復帰することが決まった。
同じく「6番・指名打者」で出場した前日のマリナーズ戦は、3三振を含む4打数無安打。復帰初戦はブランクを感じさせる内容だったが、復帰2戦目の第2打席で快音を残し、早くも2得点を記録した。