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日本ハムの躍進を支える公文克彦 前半戦チーム3位の29登板、防御率1.21

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前半戦活躍した日本ハム・公文(C)KYODO NEWS IMAGES

新天地でつかんだ居場所、奪三振率9.40


 日本ハムは10日、ソフトバンクを12-0で下し、前半戦を44勝34敗1分の2位で終えた。既存戦力と新戦力がマッチし、下馬評を覆す躍進。その中で、移籍2年目の救援左腕・公文克彦が素晴らしいパフォーマンスを見せている。

 インステップが特徴的な中継ぎ左腕。16年オフ、大田泰示とともに巨人からトレードで加わった。移籍初年度の17年は、自己最多の41試合に登板。3勝0敗3ホールド、防御率2.70と結果を残した。2年目の今季は、前年を上回るペースで奮投。ここまでチーム3位の29試合に登板し、2勝0敗6ホールド、防御率は圧巻の1.21だ。

 日本ハムは昨オフ、16年の日本一を支えた大谷翔平、増井浩俊、クリス・マーティンが退団した。増井とマーティンが抜けたブルペン陣は再編成を余儀なくされ、大黒柱の宮西尚生を軸に、石川直也やトンキンら、若手と新助っ人を積極的に登用した。有原航平の一時的な配置転換も含め、序盤戦の抑えは日替わり状態。だがここへ来て、勝ちパターンは宮西、トンキン、石川直で落ち着きつつある。

 ブルペン陣の中で、献身的な働き続けてきたのが公文だ。左腕の一番手は宮西のため、登板する状況はリード、同点、ビハインドと様々。その中で、首脳陣が求める役割を着々とこなしてきた。

 8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で見せた好救援は見事だった。チームは3連敗中で、3位のロッテは1.5ゲーム差に迫っていた。6-1と5点リードの6回、日本ハムは2番手・玉井大翔をマウンドに送ったが、右腕は死球や自らの失策もあり満塁のピンチを招いたあと、押し出し四球で1点を失った。

 リードは4点に縮まり、なおも二死満塁。さらに失点すれば、ロッテの勢いが増す状況だった。打席に左打者の鈴木大地を迎えたところで、日本ハムベンチは公文にスイッチ。左腕もフルカウントまで持ち込まれたが、ここからファウルで粘る鈴木にスライダーを投げ込み続け、最後も低めに制球されたスライダーで二ゴロ。11球に及んだ粘り合いを制し、嫌な流れを断ち切った。

 前半戦最後の登板は、9日のソフトバンク戦(東京ドーム)。7-1と大量リードの場面だったが、左打者が並ぶ8回を1回無失点に抑え、最後は柳田悠岐を空振り三振に仕留めた。

 今季の公文は奪三振率も9.40と高く、右打者に対する被打率は.185と、右バッターも苦にはしていない。前半戦だけで29試合に投げ、登板ペースはキャリアハイ。新天地で輝く背番号49から、後半戦も目が離せない。

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