フレッシュオールスターゲーム2018
ウエスタン 3 - 1 イースタン<7月12日 弘前>
球界のあすを担う若者たちによる『フレッシュオールスターゲーム2018』が青森県・弘前市運動公園のはるか夢球場で行われ、ウエスタン・リーグ選抜が3-1で勝利。MVPには石垣雅海(中日)が選ばれた。
史上初の“スコアレスドロー”に終わった前年と同様、立ち上がりから静かな展開となった試合。均衡が破られたのは3回裏。一死からウエスタンの9番・周東佑京(ソフトバンク)が左中間突破のエンタイトル二塁打で出塁すると、トップに返って福田周平(オリックス)がセンターへの安打。周東は三塁でストップも、返球が乱れたのを見て迷わず本塁へ。ウエスタンが1点を先制する。
なおも二死ながら一・三塁とすると、4番の西村凌(オリックス)が流し打ちでライト前に運ぶ適時打。青森山田高出身の22歳が“第2の故郷”を沸かせた。
2点を追うイースタンは直後の4回に反撃。先頭で打席に入った清宮幸太郎が、この回から登板した藤嶋健人の変化球をフルスイングで一閃。打球はライナーでライトのポール際へと突き刺さり、場内はまたも大歓声。イースタンが1点を返す。
それでも、ウエスタンは直後の攻撃で石垣雅海(中日)が阪口皓亮(DeNA)からバックスクリーンへ運ぶ豪快な一発。すぐさま取り返し、再びリードを2点に戻した。
以降は両軍の投手陣が好投を見せ、早いテンポでサクサク進行。3-1のまま迎えた9回表は望月惇志(阪神)がピンチをしのいでゲームセット。ウエスタン選抜が3-1で競り勝ち、2012年以来となる6年ぶりの勝利を挙げた。
MVPは本塁打を放った石垣雅海(中日)が受賞。優秀選手賞は周東佑京(ソフトバンク)、清宮幸太郎(日本ハム)がそれぞれ受賞した。
直近10年の戦績
2017年:△ イースタン 0 - 0 ウエスタン △2016年:○ イースタン 6 - 1 ウエスタン ●
2015年:※中止※
2014年:○ イースタン 7 - 6 ウエスタン ●
2013年:○ イースタン 7 - 1 ウエスタン ●
2012年:● イースタン 0 - 4 ウエスタン ○
2011年:○ イースタン 10 - 0 ウエスタン ●
2010年:● イースタン 3 - 6 ウエスタン ○
2009年:○ イースタン 7 - 0 ウエスタン ●
2008年:○ イースタン 8 - 3 ウエスタン ●
直近10年のMVP
2017年:曽根海成(ソフトバンク)2016年:岡本和真(巨人)
2015年:※中止※
2014年:井上晴哉(ロッテ)
2013年:加藤翔平(ロッテ)
2012年:中谷将大(阪神)
2011年:荒木貴裕(ヤクルト)
2010年:岩崎恭平(中日)
2009年:中田 翔(日本ハム)
2008年:原 拓也(西武)