左のリリーフを補強
西武は19日、中日・小川龍也投手を金銭トレードで獲得することを発表した。
小川は2009年のドラフト2位で中日に入団した26歳の左腕。プロ9年で通算74試合に登板し、1勝3敗13ホールド。防御率2.98という成績が残っている。今季はここまで一軍登板がなく、ファームでは21試合の登板で1勝0敗1セーブ、防御率は2.40。
左のサイドハンドから繰り出すスライダーが最大の武器で、2016年には一軍で44試合に登板。昨季も18試合の登板ではあったが、防御率は2.19という成績だった。
西武は近年のブルペンを支えていた武隈祥太の離脱もあって、前半戦の終盤からリリーフ陣に不安を露呈。手薄な左の中継ぎとして小川に白羽の矢を立てた。
渡辺久信球団本部シニアディレクター兼編成部長も「左のリリーフ陣が足りていない部分があるので」と経緯を説明し、「一軍経験も豊富ですし、必ず戦力になってくれると思います」と期待を寄せた。