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不振から脱却してオールスター出場を果たした男たち

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オールスター第1戦で先発した中日・松坂大輔

平成最後の年に“平成の怪物”が先発


 7月13日(金)と14日(土)に行われた真夏の祭典・オールスターゲーム。今年もプロ野球の前半戦を盛り上げたスターたちが熱い戦いを繰り広げた。

 なかでも今年は“復活”した選手が目立ったように思う。その最たる例が、第1戦でセ・リーグの先発を務めた松坂大輔(中日)だろう。

 言わずと知れた“平成の怪物”。2014年のオフにメジャーから日本球界への電撃復帰を果たすも、ソフトバンクでは3年間で一軍登板がたった1度だけ。昨オフに自由契約となると、テストを経て中日への入団を勝ち取った。

 すると今季は前半だけで7試合に登板し、3勝3敗で防御率2.41という成績をマーク。コンディションを見ながらの慎重な起用でローテーション定着とはいかずも、再びマウンドで躍動する姿は多くの野球ファンの心を揺さぶった。

 故障明けとなったオールスターのマウンドは1回5失点と打ち込まれてしまったものの、「平成最後のオールスター」に“平成の怪物”が登板したという記憶は今後も語り継がれていくことだろう。


復活したWBC戦士たち


 また、昨年の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンの一員として出場していた石川歩(ロッテ)と宮西尚生(日本ハム)の2人も復活した姿を見せつけた。

 石川はWBC明けで挑んだ昨季は大不振に陥り、16試合で3勝11敗、防御率5.09と目を疑うような成績に。二軍落ちも経験するなど、キャリアで最も苦しいシーズンを過ごした。

 しかし、今季は前半戦だけで9勝を挙げるなど一変。オールスターでも第2戦で1回を無失点、わずか6球で片付ける好投を見せて復調ぶりをアピールしている。


 宮西も昨季はプロ入りから続く連続50試合登板を10年に伸ばしたものの、防御率3.32はキャリア2番目に悪い数字。4.37だったルーキーイヤー以来となる3点台以上、奪三振率5.31も同じく1年目の4.96に次ぐ悪い数字となるなど、内容的には苦しい姿を見せた。

 それでも、宮西も今季は前半だけで27試合に登板して防御率1.77。奪三振率も8.41と好成績をキープしている。オールスターでも第1戦で1回を無失点に抑え、見事に勝利投手に輝いている。


好調をキープできるか


 野手では平田良介(中日)と今江年晶(楽天)の2人が夢舞台に戻ってきた。

 平田もWBC明けのシーズンとなった昨季は故障にも苦しみ、66試合の出場で打率.244と結果を残すことができず。それが今季はここまで打率.328をマークし、20日の試合前時点では激しい首位打者争いのトップに立っている。昨季のリーグMVP・丸佳浩も出場を逃すほどの激戦となったセ・リーグ外野手の座を勝ち取り、監督選抜で2度目の球宴出場を果たした。

 2016年にFAで楽天に移籍した今江も、今季はすでに73試合に出場。打率.287とかつての打棒を取り戻し、本塁打は6本とキャリア最多の12本を更新する勢い。そんな好調ぶりが認められ、実に5年ぶりとなるオールスター出場を掴み取った。


 華やかな舞台に返り咲いた男たちは、もちろんそのまま後半戦のキーマンとなる。この好調を最後まで維持して走り抜くことができるのか、はたまた緩やかに下っていくのか。彼らのこれからの戦いに注目だ。



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