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ここまで3名…駆け込みで支配下登録を勝ち取った育成選手たちのその後

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福が育成から支配下に復帰


 オールスターゲームが終了し、後半戦がスタートしたプロ野球。その後半戦開幕直後の7月19日に福敬登(中日)が育成から支配下登録された。福は2015年ドラフト4位でJR九州から中日へ入団。前年限りで引退した山本昌の背番号「34」を与えられたことで話題にもなった存在だ。

 1年目から主に中継ぎとして27試合に登板したものの、翌2017年は肩の故障もあり、わずか5試合の登板。そのまま育成契約となったが、今季はファームで12試合(11回1/2)に登板して防御率1.54と結果を残し、再び支配下選手に復帰した。

 また、支配下登録期限が間近に迫った26日には、楽天が2015年のドラフト5位右腕・石橋良太投手(27)を、DeNAも右腕の田村丈投手(25歳)を、それぞれ支配下登録した。イースタンでは、石橋が17試合(51.2回)で防御率2.09、田村が25試合(28.2回)で防御率1.88と、両投手とも結果を残し、支配下登録を勝ち取っている。

 彼らのようにオールスターゲーム以降に育成契約から支配下登録を勝ち取った選手たちは、その年にどのような成績を残しているのか――。過去5年の当該選手たちをピックアップしてみた。

▼ 2017年 ※6名
宋家豪(楽)5試合 0勝0敗3H 防3.86
メヒア(広)9試合 打率.214 0本 1点
八百板卓丸(楽)出場機会なし
田中貴也(巨)出場機会なし
増田大貴(巨)出場機会なし
青山 誠(巨)出場機会なし


▼ 2016年 ※5名
宮川 将(楽)9試合 0勝0敗1H 防0.93
大木貴将(ロ)出場機会なし
柿沼友哉(ロ)出場機会なし
柿澤貴裕(楽)出場機会なし
張本優大(ソ)出場機会なし


▼ 2015年 ※4名
梅津智弘(楽)1試合 0勝0敗 防27.00
山田修義(オ)7試合 0勝1敗 防5.51
釜元 豪(ソ)出場機会なし
水口大地(西)出場機会なし


▼ 2014年
該当選手なし


▼ 2013年 ※8名
バリオス(ソ)3試合 2勝1敗 防4.61
黒沢翔太(ロ)1試合 0勝0敗 防0.00
冨田康祐(De)1試合 0勝0敗 防27.00
西川拓喜(オ)1試合 打率.000 0本 0点
狩野恵輔(神)6試合 打率.200 0本 0点
星野真澄(巨)出場機会なし
藤澤亨明(西)出場機会なし
林 啓介(神)出場機会なし


昨年は宋家豪とメヒアがデビュー


 昨年は6名が、オールスターゲーム明けに支配下契約を勝ち取っている。しかし、そのシーズン中に一軍での出場機会を勝ち取ったのは、宋家豪(楽天)とメヒア(広島)の外国人選手ふたりのみ。宋は5試合で3ホールドをマークし、クライマックスシリーズにも登板したが、ウエスタンの首位打者&打点王という実績を引っ提げて支配下登録を勝ち取ったメヒアは、思うような成績を残すことはできなかった。

 2016年は宮川将(楽天)が9試合に登板し、防御率0.93と結果を残したのみ。2015年は山田修義(オリックス)、梅津智弘(楽天)が出場を果たしたものの、結果を残すことはできていない。2014年は駆け込みで支配下を勝ち取った選手はいなかった。2013年は、大量8名がオールスターゲーム以降に支配下登録に。今シーズンはDeNAに所属しているバリオス(当時ソフトバンク)が2勝をマークした他は、結果を残すことができていない。

 過去を振り返っても、駆け込みで支配下登録を勝ち取った選手たちが一軍ですぐに結果を残すことは至難の業だということがわかる。しかし、光るものがあったからこそ、支配下を勝ち取れたことも事実。田村が語っていたように、「ここがゴールではない」。「残りのシーズンで、一軍のマウンドに上がれるように(石橋)」頑張るだけだ。再スタートをきった選手もいれば、第一歩を踏み出した選手もいる。ここからシーズン終盤に向け、彼らの躍進に期待したい。

【新規支配下登録選手】
※オースター終了後
▼ 7月26日
石橋良太(投 手/楽天)
田村 丈(投 手/DeNA)

▼ 7月19日
福 敬登(投 手/中日)
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