第100回全国高校野球選手権・北大阪大会
○ 大阪桐蔭 6 - 4 履正社 ●<7月27日 準決勝>
夏の甲子園出場をかけた北大阪大会は27日に準決勝が行われ、春のセンバツ王者・大阪桐蔭はライバル・履正社と対戦。1点ビハインドで9回二死走者なしという絶体絶命の状況まで追い込まれながらも逆転に成功し、「2度目の春夏連覇」への夢を繋いだ。
大阪桐蔭はプロ注目の根尾昂が先発。走者を背負いながらも要所を締める粘投で6回までスコアボードにゼロを並べる。すると7回、こちらもプロ注目の藤原恭大の三塁打で作ったチャンスに、根尾が自ら適時打を放って大阪桐蔭が先制。試合の均衡を破ると、後続にも適時打が飛び出して3-0とリードを広げた。
ところが、先制直後の7回裏に1点を失うと、8回裏には2本の適時三塁打などで3点を失い3-4。逆転を許してしまう。9回表の攻撃も先頭が出るも、続く打者がバント失敗で併殺。二死走者なしとまさに崖っぷちの状況を迎える。
それでも、相手投手が制球を乱して満塁となると、根尾が押し出しの四球を選んで土壇場で4-4の同点。なおも満塁から6番の山田健太が三遊間突破の適時打を放って二者が生還。6-4と試合をひっくり返した。
2点リードとなった大阪桐蔭は9回裏を柿木蓮が締めて試合終了。逆転勝利の大阪桐蔭が決勝戦に駒を進めた。