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「2番・ソト」の起用法が運命を左右する?ラミレスDeNAの分岐点

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DeNAのネフタリ・ソト(C)KYODO NEWS IMAGES

「2番・ソト」が大爆発


 シーズン後半戦の開幕早々、DeNAが正念場を迎えている。

 オールスター明けは2カード連続で負け越し。3カード目の中日戦でようやくカード勝ち越しを果たしたものの、ここまで41勝46敗2分の借金5。現在は3位・巨人とゲーム差なしの4位という位置につけている。

 昨季は3位からクライマックスシリーズを突破し、19年ぶりとなる日本シリーズ出場を果たしたチーム。当然、今季こそは悲願のリーグ制覇に期待がかかったわけだが、開幕前から故障者が相次いだこともあってなかなか波にのることができず。昨季同様の2位以下の混戦に巻き込まれ、そこから抜け出すキッカケを掴めずにいるというのが現状だ。

 ここから負けられない戦いが続いていく中、チームの数少ない光明となっているのがネフタリ・ソトの活躍だ。7月20日から2番に固定されると、そこから8試合で6本塁打をマーク。打率こそ.242も、8安打のうち6本が本塁打という凄まじい結果を残している。

 チームが後半戦初めて勝ち越した中日との3連戦も、25日の試合は逆転3ラン、26日は2本の本塁打で勝利に貢献。カード勝ち越しの立役者となった。


カギ握る「ポジション」


 一方で、悩みの種となるのがその起用法だ。

 DeNAの外野陣を見ると、主砲の筒香嘉智は不動。残る2つのイスを巡ってソトと桑原将志、梶谷隆幸、そしてルーキーの神里和毅という4人がひしめき合っている。

 桑原は今月サイクルヒットを達成するなどノリにノッており、月間打率.417と好調。ケガから復帰した梶谷も直近5試合で打率.278、本塁打1と復調の兆しを見せており、桑原や梶谷が離脱していた時期にチームを支えたルーキーの神里の走力も捨てがたい…。そこで指揮官が決断したのが、ソトの「二塁起用」だった。

 実はアメリカでプレーしていた時代に内野での起用があり、二塁でも出場していたというソト。桑原と梶谷の併用を目論んだラミレス監督は7月22日から27日の5試合でソトを「2番・二塁」に置いた。

 結果的に、その5試合でチームは2勝3敗。ソト自身の成績も5試合で打率.263、4本塁打と悪くなかったものの、守備面では25日から3試合連続で失策を記録。27日の広島戦では、3回にソトが喫したエラーをキッカケに満塁のピンチを迎え、その後にグランドスラムを被弾。1つのミスが最悪の結果に繋がってしまった。やはり本職とは言えないポジションで、守備面での不安を露呈してしまった。

 「2番・ソト」が機能しているだけに、あとはそのポジションをどうするか。右翼に戻して内野の守備を堅くするのか、はたまた守備には目をつぶって打線を厚くするのか…。指揮官は「ケース・バイ・ケース」と語るに留まっているが、今後ソトをどのように起用していくのかに注目が集まる。

 上でも触れた通り、今年も大混戦となっているセ・リーグのクライマックスシリーズ出場争い。ひとつの勝ち負けが運命を左右しかねないだけに、ラミレス監督の手腕が問われる。



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