本拠地でのブリュワーズ戦に先発したドジャースの前田健太

◆ 1回終了時に停電による22分間の中断

 ドジャースの前田健太投手が現地時間30日(日本時間31日)、本拠でのブリュワーズ戦に「9番・投手」で先発。5回途中7安打4失点で降板し、8勝目は次戦以降へ持ち越しとなった。

 前田は初回、先頭の1番イエリチに右中間への二塁打を許すと、その後、四球と安打で無死満塁とされ、4番ショーに先制となる右前適時打を許した。なおも無死満塁の大ピンチだったが、5番ブラウンを空振り三振に仕留めようやく一死。続くテムズには、あわや満塁被弾という大ファウルを打たれたが、ここも遊飛に仕留め二死へ漕ぎつけた。

 7番ピーナには粘られたが、最後はアウトコースのスライダーで泳がせ右飛。初回だけで34球を投じたが、無死満塁の大ピンチを1失点で凌いだ。

 2回もマウンドに登った前田だったが、ここでハプニング発生。停電のため照明が落ちてしまい、試合が一時ストップした。22分間の中断を挟み試合再開。前田は8番から始まる下位打線を、バックの好守もあり3人で片づけた。

 3回もテンポよく打者二人を打ち取ったが、二死から4番ショーに四球を与えたあと、5番ブラウンには右前打を許した。続くテムズには、2球目の高め速球を振り抜かれ、打球は左中間席へ着弾。二死から一気に3点を失ってしまった。

 5回は一死から安打と四球でピンチを招き、テムズを中飛に打ち取ったところで降板。二死一、三塁でリリーフしたフローロが後続を退け、前田は4回2/3、102球を投げ4失点。防御率は3.48となった。

 打席では1-4で迎えた4回裏、無死一、二塁の好機で見事な送りバントを決めた。しかし、続く1番テイラー、2番マチャドがそれぞれ凡退。この日は打線の援護にも恵まれず、勝利投手の権利は得られなかった。

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