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楽天・田中が“両打席弾”で2ケタ到達!今シーズンはスイッチヒッターが熱い

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右越えにこの試合2本目の本塁打を放った楽天・田中=京セラドーム

マルティネスが初打席初本塁打!


 楽天の新リードオフマン・田中和基が1日のオリックス戦で1試合2本塁打を記録。それも左右の両打席で放ち、あと1本に迫っていた2ケタ本塁打に到達した。

 左右両打席本塁打は2010年の赤田将吾(オリックス)以来で8年ぶり・史上18人目という快挙。田中の一発で2度にわたって試合を振り出しに戻した楽天は、延長戦を制して2連勝。チームは後半戦に入ってから11勝2敗と白星を積み重ね、5位オリックスに「2.5」差と猛烈な勢いで迫っている。

 また、今季のスイッチヒッターといえば新外国人として日本にやってきたソイロ・アルモンテ(中日)が開幕から好調。手首の故障で登録を抹消されていたものの、8月1日に復帰を果たすと代打で出場してヒットを放つなど、ここまで87試合で打率.302、11本塁打、50打点とチームに欠かせない存在感を放っている。

 そして、7月27日に育成から支配下登録されたホルヘ・マルティネス(巨人)もスイッチヒッターだ。同日の試合に即スタメン出場を果たすと、阿部慎之助から借りたというバットで初打席初本塁打という衝撃的なデビューを飾った。本塁打は左打席で放ったものだったが、翌日の試合では右打席で安打を放ち、左右両打席で対応できるところを披露。巨人は坂本勇人の離脱後、遊撃の穴を埋め、好調だった吉川尚輝も骨折により離脱となっており、マルティネスにかかる期待はより大きなものとなっている。

 その他にも、金子侑司(西武)や藤井淳志(中日)らが代表的な存在と言える。金子侑は打撃の状態が上向かず、現在は二軍にいるものの、ここまで24盗塁と走塁面でチームに貢献。ここから勝負の後半戦に向けて、復調が待たれるところだ。

 一方の藤井淳志は、アルモンテが離脱していたこともあって、このところは「6番・左翼」で先発出場を続けており、4試合連続で打点を記録。アルモンテ復帰後の起用法にも注目したい。


スイッチは投手にも!


 意外に思われるかもしれないが、投手にも両打ち登録としているスイッチヒッターは存在する。

 シーズン中に育成契約から支配下登録されたC.C.メルセデス(巨人)は当初、左打ちで登録されていたのだが、7月24日に両打ちへと登録を変更。7月18日の阪神戦でも両打席に立った。投球の方では3試合連続で無失点と快投を続けており、2日のDeNA戦では本業のピッチングと共に初ヒットが生まれるかにも注目したい。

 さらに、三嶋一輝(DeNA)やデーブ・ハフ(ヤクルト)も両打ちでの登録だ。三嶋は中継ぎということもあり、今シーズンは1打席に立ったのみ。左投手に対して右打席に入っていた。ハフは登録こそ両打ちとなっているものの、実際はすべて左打席で臨んでいる。

 近年では松井稼頭央(西武)や西岡剛(阪神)がNPBにおけるスイッチヒッターの代表的な存在であり、タイトルホルダーでもあった。しかし彼らも、年齢や故障により年間を通じて試合に出ることはむずかしい状況だ。アルモンテや田中があらたなスイッチヒッターの代表的存在となり、タイトルを獲得するような選手になるのか…。これからの活躍に注目したい。


▼ 田中和基(楽天)
54試合:打率.295 11本 29打点 14盗塁

▼ アルモンテ(中日)
87試合:打率.302 11本 50打点 1盗塁

▼ マルティネス(巨人)
5試合:打率.250 1本 1打点 0盗塁

▼ 金子侑司(西武)
74試合:打率.196 1本 24打点 21盗塁

▼ 藤井淳志(中日)
66試合:打率.260 2本 25打点 0盗塁



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