ダイヤモンドバックスの平野佳寿

○ ダイヤモンドバックス 3x - 2 フィリーズ ●
<現地時間8月6日 チェース・フィールド>

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が6日(日本時間7日)、本拠地でのフィリーズ戦に救援登板。延長13回からの2イニングを打者6人で完璧に抑え、サヨナラ勝利へ導く3勝目(2敗)を手にした。

 ナ・リーグ西地区首位のダイヤモンドバックスと、同東地区首位のフィリーズ。首位対決第1ラウンドは、延長14回までもつれる大激戦となった。

 ダイヤモンドバックスは2点ビハインドで9回裏を迎えるも、3番ペラルタの18号ソロで1点差に迫ったあと、5番ソーザの中前適時打で同点に追いついた。

 その後は両チームの救援投手が踏ん張り、平野は13回に7番手として登板。13回は11球で3者凡退に終えると、その裏の攻撃ではメジャー初打席に立った。一死二塁の場面で一ゴロに倒れるも、走者は三塁へ。しかし、続く1番ジェイは右飛に倒れ、試合は2-2のまま14回に入った。

 続投した平野は、14回も8球でテンポよく3者凡退。その直後、ペラルタが19号ソロを左中間席へ運び、ダイヤモンドバックスがサヨナラ勝ち。同軍は劇的勝利で、同率首位だったドジャースを上回り単独首位に返り咲いた。

 平野は2回19球、無安打無失点の快投で防御率は2.16。引き分けのないメジャー独特のロングゲームのなか、タフネスぶりと献身性を存分に発揮した。

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